交通機関といっても種類はいろいろ。船も対象になる!?
GoToトラベルでは、クルーズやフェリーなどの船旅も割引対象になりました。外国客船は年内の運航はありませんが、国内のクルーズ船3隻は運航をしています。
そしてコロナ禍で注目されているのが、フェリー。イマドキのフェリーは内装やサービスも充実。全国旅行割の対象になるかは決まっていませんが、注目しておきたい旅スタイルです。
例えば移動は「フェリーさんふらわぁ」の広いバルコニーのあるデラックスルーム、現地では星野リゾートの温泉旅館「界」(別府・霧島など)での宿泊がセットになった「ドラマティック船旅湯治プラン」なども登場。
自家用車を連れてクルーズ気分が味わえ、宿泊は温泉旅館へ滞在し、温泉や会席料理が味わえると人気です。
新日本海フェリー、東京九州フェリー、阪九フェリーでは、マイカーと共にフェリーへ乗船、ドライブも組み入れた日本周遊のツアーを販売しています。日本一周マイカープラン(nihonyissyu-aki-standard.pdf)は、北海道、関東、関西、九州などから出発OKです。ガソリン高騰の折、フェリーもうまく活用して日本の秋を満喫するのもいいですね。
フェリーや船旅が全国旅行割の対象になるかは9月26日現在未定ですが、私見をいえば、全国旅行割は交通機関へのサポートが厚めの施策。GoToに倣う可能性が高いのではないかと思います。ただし移動をするため、地域クーポンの取り扱いなど独自に設定が必要なこともあり、時間は少しかかるかもしれません。旅は日常や人生を豊かにしてくれるもの。ぜひ上手に割引も活用しながら、パワーチャージをしてください。
全国旅行割については、まだ状況が見えない部分も多いので、実際に利用の際は最新情報の確認もお忘れなく。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)。
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