工事不要食洗機のメリット・デメリット
据え置きタイプではない場合は工事が必要なので、それが原因で導入に踏み切れないという人や食洗機を置くスペースがなくあきらめている人もいると思います。そんな人に向けて、最近はコンパクトな工事不要の食洗機も登場しています。
分岐水栓式は置き場所の問題と取り付け作業が発生
また、分岐水栓を水道の蛇口に取り付ける「分岐水栓式」は、都度水を注ぐことなくほぼ全自動で使えます。ただし、工事不要といっても、まず専用の分岐水栓が取り付けることができる蛇口かどうかの確認が必要です。そして、蛇口を分解して専用の分岐水栓を取り付け、給水ホースをつなぐ作業を自分で行う必要があります。賃貸の場合は引っ越しの際に取り外す手間もかかります。
タンク式は簡単に導入できるものの水の補充が手間
「タンク式」であれば水栓とつなぐ必要がないので、置く場所にある程度自由が利きますし、洗浄力もあり便利ですが、タンクに水を補充する手間がかかってしまうのがデメリット。コンパクトなものはそれだけ一度に洗える量も少ないですし、水を補充する時間を手洗いに回したほうが早く済むこともありえます。
食洗機はコストや手間、生活スタイルを考えながら導入を検討しましょう。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈