いつものコーデをブラッシュアップしたいときに便利なのが、アクセサリーや靴などの小物類。ひとつ加えるだけで着なれた服もおしゃれな印象に格上げしてくれます。そこで、秋におすすめの小物とそのちょい足し術をパーソナルスタイリストの杉山律子さんに教えてもらいました。
細身のブレスレットやバングルが大人のこなれ感を演出
取り入れやすい小物といえばアクセサリーですが、杉山さんによると大人女性のおしゃれを格上げするイチオシアイテムはバングルやブレスレットだそうです。
「大人女性のおしゃれには華やかさをプラスすることが大切なのですが、アクセサリーを加えれば簡単にキラキラ感が演出できます。おすすめはバングルやブレスレット。袖をちょっとまくったときにさりげなく手首からキラキラと見えることがこなれ感につながります。
選ぶポイントですが、おしゃれ初心者なら細身のチェーンのブレスレットとだと失敗しません。バングルはボリューム感があるデザインが多いのですが、なるべく細身のものを。存在感のあるアクセサリーは、髪型から足の先まで全身をコーディネートしないと負けてしまうのでかなりの着こなし力が必要になるんです。
細身のブレスレットやバングルがチラッと見えるくらいがちょうどよく、細身のものなら2つくらい重ねづけしてもOKです」(杉山さん・以下同)
顔まわりはゴールドのイヤーカフで華やかに
「イヤリングも大ぶりで揺れるものだと主張が強く、大人女性にはトゥーマッチな印象になるので、イヤーカフを片耳だけさりげなくつけるのもおすすめです。顔まわりにキラキラしたものを加えるととたんに華やかになります。
おすすめの色はゴールド。大人女性のくすみを飛ばしてくれます。ゴールドが似合わないと思っている人でも、華奢なタイプならなじみやすいですし、ツヤ消しゴールドを試してみるのもいいでしょう」
大判ストールは肩がけしているだけでもおしゃれ
肌寒さを感じ始める秋に大活躍する小物アイテムといえばストール。でも、どんな大きさや色、柄を選んだらいいのか迷っている人も多いはず。
「ストールは、ちょっと寒いときにカーディガンでは袖を通しにくいトップスの上からでも羽織れるので便利。さらに肩から引っ掛けているだけでも十分におしゃれに見えるという点でもおすすめです。
ストールを首に巻く人も多いのですが、巻くのは意外と難しいもの。首にぐるぐる巻いていると顔が大きく見えてしまいますし、首の動きが不自由になりぎこちなくなります。なので、巻くよりも肩から掛けてローブカーディガンのようなラインを作ったほうがすっきり見えますよ。
掛けるだけだと物足りないときは、片側を長めに垂らし、長い方を反対の肩に持ってきてブローチで止めるとポンチョのようになります。この場合、Vネックのトップスは合わないので注意しましょう。タートルネックを合わせるとバランスよく着こなせます。ストールは首元を深めに開けるのがポイントです。
ストールというとフリンジがついているチェック柄をイメージする人が多いかもしれませんが、断然無地がおすすめです。色はアイボリーや黒、グレー。素材は、ドレープがきれいにはいるセーターのような薄地のニットで、160cm×70cm程度の大判のものを選びましょう。羽織ったときにちょうどいいサイズです」