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アラフィフ女性が恋愛症候群に陥らずにセカンドステージを輝かせるための3つの方法

デートしている男女
アラフィフ女性が恋愛症候群に陥らずにセカンドステージを輝かせるためには?(Ph/イメージマート)
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「50代の恋愛症候群が増えている」――そう語るのは、2万人以上の女性の恋愛や結婚を取材する、恋愛コラムニストの夏目かをるさん。恋愛症候群とは、恋愛したいという願望が高ぶり、実際に婚活アプリで相手を探すなど行動を起こしている状態のこと。ですが、恋が成就するケースばかりではありません。そこで、あるアラフィフ女性のケースを元に、人生のセカンドステージを輝かせる方法について夏目さんに解説してもらいました。

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恋愛から遠ざかっていたアラフィフ女性が結婚相談所で婚活

婚活開始が遅かった、いわゆる“婚活遅咲き”の人たちも意外に多いです。年間50組以上の成婚を世話している“カリスマ仲人”と呼ばれる女性は、50代から60代初めの女性たちの結婚を「珍しくない」と指摘しています。

そのことを裏付けるように、恋愛から遠ざかっていた熟年世代の女性が、あることがきっかけで「一生おひとりさまは寂しい」と突然恋愛や婚活に突っ走ってしまうケースがあります。アラフィフから始めた婚活を通じて、将来の展望が見えてきた女性のケースを紹介しましょう。

碧さん(仮名・50歳)は30代半ばで結婚したい人との別れをきっかけに結婚をあきらめ、専門職を活かしてがむしゃらに働いてきました。ところが40代になると過労で倒れ、それがきっかけで派遣社員になりました。

ところが45歳のときに両親を相次いで亡くし、一人っ子の碧さんが孤独になると、「一人で生きていけない」と悟って、結婚相談所に入会したのです。家族のような友達はいますが、本当の家族が欲しいというのが本音でした。

本当の家族が欲しい…(Ph/イメージマート)
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「でも結婚相談所のさまざまな縛りに嫌気が差したんです。さらにお見合い相手から『結婚相談所にナイショで付き合おう』と次々に性的な関係をもちかけられて、うんざりしてしまいました」

次第に「私は本当に結婚したいのか」と悩んでしまったという碧さん。突き詰めて考えているうちに、自分の本当の気持ちに気づいたと言います。

恋愛や結婚に限らずさまざまなパートナーを見つけるケース

「恋愛にすっかりご無沙汰になっていました。でも私は、本当は恋をしたいんです。ところが結婚のための条件ありきという結婚相談所と、恋をしたい私の気持ちには大きなギャップがあります。そのため、結婚相談所を退会しました」

ところが恋をしたいからといって、すぐに恋愛相手を見つけられるわけではない。しかも恋愛に遠ざかっていたことから、心のどこかで少し臆病になっていることも分かっていたと言います。

「とりあえず、専門性を活かした仕事に専念しようと決めました」

そんなある日、昔の職場仲間と再会した碧さん。昔話に花が咲くと、次第に「一緒に面白いことをやりましょう」というノリに。話し合ううちに「起業する」ことが決まり、現在、創業支援コミュニティで勉強中です。

ガッツポーズしている女性
久しぶりに笑顔を取り戻す(Ph/イメージマート)
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「不安ですが、わくわくした気分も生じています。まるで恋みたい」と碧さんは久しぶりに笑顔を取り戻しています。

婚活市場を取材して気づいたことは、恋愛から遠ざかっていた女性がいきなり結婚相談所で婚活を開始し、成婚できるかどうかは仲人次第であるといっても過言ではないということです。特にアラフィフ世代はその傾向が顕著です。

仲人に恵まれなかった女性たちは、「恋したかった」という理由を見つけてほっとして退会するケースが多いのです。碧さんもその一人でした。

とはいえ、熟年になってから広範囲の意味でのパートナーを見つける女性もいます。恋愛や結婚に限らずビジネス上のパートナーや、目標を共にする仲間たち、ボランティア活動や趣味を通じて本音で付き合える友人、さらに昔の友人知人らとの再会などから、人生が変わるチャンスが訪れたりします。人との出会いやかかわりの中で人生は「面白い」と感じる瞬間を楽しむことができる人は、新しいステージも開かれていくようです。