帰省や友人との集まりなどイベントごとが多く楽しい年末年始ですが、今から注意したいのが、お正月明けに「だるさ」や「体の重さ」「疲れやすさ」「眠さ」などを感じる「正月明け不調」です。今回は、今からできる正月明け不調の対策について薬剤師の相田彩さんに教えてもらいました。
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お正月明けに不調を感じやすい理由
年末年始などの連休明けに感じる不調の多くは、「不摂生」が原因です。忙しい毎日から解放されて、食べては寝る、ダラダラ過ごすなどの生活をしていると、生活のリズムが乱れてしまい、体調にも影響します。
そのため、連休明けは乱れた体のリズムがもとに戻らず、不調を感じてしまうのです。
正月明け不調を予防! 年末年始の過ごし方のコツ
お正月疲れによる不調は、食事や睡眠、生活のリズムが乱れることで引き起こされます。1年に一度の楽しい時間のあと「正月明け不調」で悩まされないために、年末年始の過ごし方のコツを押さえましょう。
腹八分目にする
お正月は、食生活が乱れがちです。いつもより食べる量が増え、濃い味付けのものが多くなってしまうため注意しましょう。
食事は腹八分目にしておき、お酒も昼間から飲むのは避けて、ほどほどに。胃腸に負担がかかり過ぎると血液がドロドロになり、疲労の回復も遅くなってしまうからです。
朝日を浴びる
体内時計をリセットして睡眠リズムを整えるためには、朝日を浴びることが大切です。寝る時間がずれたとしても、なるべく起きる時間を一定にして、陽の光を浴びるように心がけましょう。
時間に余裕をもつ
年末年始は帰省や年越し、初詣など、いつもとは違うスケジュールになりがちです。普段行かない場所に出かけたり、多くの人に会ったりすることで、心身ともに疲弊しやすくなります。必要以上に気力・体力を消耗しないように、余裕をもったスケジュールを組むのがおすすめです。