天皇皇后両陛下はご一家で芸術鑑賞にお出かけになる機会があります。とくに映画館にはたびたび足を運ばれてきました。そのたびに皇后雅子さまのファッションに注目が集まりました。そこで、2022年12月28日のお出かけなど、これまでの映画鑑賞ファッションを振り返ります。
3年ぶりの家族そろっての映画鑑賞はペールカラーのトーンでリンク
天皇皇后両陛下と愛子さまは2022年の12月28日、東京・港区六本木の映画館にご到着。ご一家そろっての映画鑑賞は、2020年1月以来、およそ3年ぶりでした。
鑑賞されたのは、東京から離島に移住した医師と島民との交流を描いた映画『Dr.コトー診療所』。会場には主人公のモデルとなった医師も同席。天皇陛下は、2017年にこのモデルとなった医師と面会されたことがあるといいます。
この日のファッションは、雅子さまは淡いペールピンクのジャケットにボタニカル柄のスカーフを巻かれ、ボトムはサテンやシルクのようなツヤボトムを合わせられたパンツファッション。愛子さまは雅子さまと同じくペールピンクのツイードジャケットに、同じくペールピンクのスカート、ラウンド柄のファーバッグを持たれ異素材をミックスしたワントーンコーデでした。
母娘そろってペールピンクを主役に、雅子さまは大人の品格漂うツヤボトムのエレガントなコーディネート、愛子さまはペールピンクのワントーンながら、ファーやツイードなど、季節感たっぷりのガーリーなコーディネートでした。
キュートなパステルカラーコーデとモノトーンコーデが対照的
2020年1月、天皇陛下が23歳からの2年間、英・オックスフォード大学留学中にご覧になったミュージカルの実写化映画『CATS』をご一家でご鑑賞。
愛子さまは黄色のティアードワンピースに白のクロップド丈のジャケットをお召しになり、かわいらしいコーディネート。雅子さまは、カシュクールの黒のジャケットがエレガントなセットアップに、存在感のあるパールのアクセサリーというリッチな雰囲気でした。天皇陛下はグレーの落ち着いたスーツ姿。ダークカラーのお召し物のご両親とは対照的に、愛子さまの鮮やかなパステルカラーファッションが際立っていました。
エレガントなボルドーのワントーンコーデと清楚なボルドーファッションで
2019年12月、映画『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』チャリティー試写会にご一家でご出席。
この日の雅子さまのファッションはボルドーのエレガントなセットアップでした。襟や袖口に光沢感のある素材になっていて、インナーにはくるみボタンのついた同素材が組み合わせられたおしゃれな一着。バッグやパンプスもボルドーでまとめられ、上品でエレガントなワントーンコーディネートでした。愛子さまもボルドーを取り入れられたファッションで、ボルドー×白の清楚なワンピースのかわいらしいコーディネートでした。
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きらびやかなゴールドのドレスに白のバッグやパールで上品さを際立てて
2018年10月、東京・丸の内ピカデリーにて開催された福士蒼汰主演の『旅猫リポート』のチャリティー試写会に、天皇陛下（当時は皇太子）と雅子さま、愛子さまがそろって参加されました。
雅子さまはゴールドのワンピースにジャケットという、とても華やかなコーディネート。パンプスもゴールドで、甲部分にはビジューがついていてドレス感高め。広がりの少ないロング丈のスカートで、ジャケットもシンプルなデザイン、さらには、こぶりな白のクラッチバッグ、品のあるパールのアクセサリーを合わせることで、ゴールドの派手感を品よく抑え、落ち着いた印象にまとまっていました。
愛子さまは、雅子さまのお気に入りカラーのひとつであるロイヤルブルーのワンピースでお出ましに。ウエストにはベルトがマークされ、また胸元のネックレスもポイントになり視線を上に操作したスタイルアップコーデでした。
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雅子さまはシックなモノトーンコーデ、愛子さまは可憐な水色セットアップでご鑑賞
2016年3月、ご一家そろって、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご出席。
雅子さまは、襟と袖口に切り替えしのあるダークグレーのスーツに、モノトーンのパールネックレスのシックなコーディネート。2013年2月の民族芸能公演をご鑑賞の際にもまったく同じコーディネートをされていたので、雅子さまにとって、ご鑑賞ファッションの1つなのかもしれません。愛子さまは丸襟がかわいらしい水色のセットアップで、天皇陛下（当時は皇太子）のネクタイとリンクコーデになっていました。
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