暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった！」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、薬に頼らない睡眠外来を担当する作業療法士の菅原洋平さんが、快眠に役立つレッグウォーマーについて教えてくれました。
足首を温めることが質のいい睡眠に。シルク混がポイント！
菅原さんがおすすめするのは、オグリの『ミンプラスおやすみレッグウォーマー』（2200円～・税込）。まず、質のいい睡眠のためになぜレッグウォーマーがおすすめなのでしょうか。
「足首を温めて眠ると、足先から放熱が促されて深部体温が下がり、深い睡眠に誘導することができます。私は男性用を使用していますが、女性用は種類豊富で、シルクが使用されています。
シルクは、吸湿性と放湿性に優れているので、足裏の汗が蒸発するのがサポートされ、就寝中に履いていて不快な状態になることがありません。また、男性用も女性用も、締め付け具合がちょうどよく履き心地が快適です」（菅原さん・以下同）
真冬はふくらはぎを覆えるロングタイプが最適
菅原さんは足首を中心に覆えるタイプの男性用を愛用していますが、女性用にはロングタイプもあり、真冬にはそちらがおすすめだとか。
「寒さが厳しい冬は、足が冷えてしまい、特にふくらはぎが冷えると血液のめぐりも悪くなり、体も疲れやすく体調を崩す原因になることもあります。女性用には、ロングタイプでふくらはぎ全体を覆えるものもあります。疲れがひどいときには、入浴後や足湯後にこのレッグウォーマーを履いていると、自然に眠くなってくる感覚があります」
入浴後、早めに履くと“保温“状態になって快適
菅原さんは、毎日入浴後にすぐにこちらのレッグウォーマーを履くようにしているそうです。
「私は足が冷えやすいのですが、入浴後に冷え予防として部屋用の靴下を履くと、足先に汗をかいてしまい、結局汗が冷えることで足首も足先も冷えてしまいます。でもこのレッグウォーマーは、いちばん温めたい足首の冷えを防ぐことができますし、シルク混なら汗問題もクリア。入浴後のまだ足が温かいうちに履くのがポイントです。温めるというより保温するようなイメージで使用すると、快適に使えます」
就寝時にレッグウォーマーを履くという冷え対策を習慣に
睡眠中は汗をかくため、就寝時にレッグウォーマーを履くということに抵抗がある人もまだ多いようですが、寝るときはレッグウォーマーを履くという習慣を広めたいと菅原さんは言います。
「就寝時にレッグウォーマーを履くという習慣はまだやっている人は少ないですが冷え予防にも快眠のためにもとてもおすすめです。寒さが厳しい冬のうちに備えておきたい商品です」
◆教えてくれたのは：作業療法士・菅原洋平さん
ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニックで薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。著書に、『あなたの人生を変える睡眠の法則』（自由国民社）など多数。http://ameblo.jp/activesleep/