暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、薬に頼らない睡眠外来を担当する作業療法士の菅原洋平さんが、いびきや喉の痛みの原因になりうる口呼吸予防におすすめの「口テープ」について教えてくれました。
マスク生活で急増する口呼吸でさまざまな不調に 口テープで鼻呼吸を誘導
菅原さんがおすすめするのは、小林製薬の『ナイトミン 鼻呼吸テープ 肌にやさしいタイプ』(700円税込・編集部調べ)。これはコロナ禍ならではのおすすめアイテムだそうです。
「マスク着用の生活が続いており、口腔筋の筋力低下により、口呼吸になっている人が急増していると言われています。特に睡眠時は、鼻呼吸は、細菌やウイルスをブロックするフィルターの役割もあるので、風邪やインフルエンザなどの予防のためにも鼻呼吸が大切です。起きている間は意識して鼻呼吸にすることもできますが、寝ている最中は無意識なので、鼻呼吸に誘導するためには口テープが有効です」(菅原さん・以下同)
睡眠中のいびきや食いしばり予防にも
菅原さんは、疲れているときに、就寝前にこのテープを縦向きに口に貼って寝るそうです。
「疲れているときは、睡眠中に食いしばりや歯ぎしりをしていたり、いびきをかくことがあります。そんなときは口呼吸になっている状態。口呼吸で寝ていると、乾燥した空気がのどに直接届いて、のど粘膜を乾燥させてしまうので、免疫力の低下を招くことがあります。起きたときにのどが痛いのは口呼吸になっている証拠。このテープを貼って眠ると、いびきや食いしばりも軽減でき、鼻呼吸を誘導できるので、朝起きたときののどの痛みがありません」
貼りやすくはがれにくい設計
睡眠中は寝返りも打ち、無意識に顔を触っていたりするので、テープの剥がれやすさも気になるところですが、こちらの鼻呼吸テープは剥がれにくいと菅原さんは言います。
「テープは伸縮波型の形状をしていて、貼りやすくはがれにくいのに痛くない設計になっています。医療用素材を使用しているので、肌に優しく、安心して使えます」
◆教えてくれたのは:作業療法士・菅原洋平さん
ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニックで薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。著書に、『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)など多数。http://ameblo.jp/activesleep/