
ポイ活やクーポン利用など、お得なアプリは数多くありますが、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。そこで、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーで、お金のプロの丸山晴美さんが愛用しているアプリを5つ厳選して教えてもらいました。
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ポイント高還元率など買い物がお得になるアプリ
まずは買い物で活用しているアプリを3種類紹介します。物価が上がっている昨今、ポイントが貯まったり、割引が適用されるアプリは積極的に取り入れていきたいものです。
キャッシュレス決済なら断然「楽天ペイ」
いくつかのキャッシュレス決済アプリを入れていますが、ポイントが貯まりやすい「楽天ペイ」を活用することが多いです。提携店舗で使うと通常1%ポイント還元で、これは他のキャッシュレス決済と大差ありません。ただし、「楽天カード」から楽天キャッシュ(「楽天ペイ」で使う電子マネーの名称)にチャージすると、その時点で0.5%が付与されるので、買い物での還元率と合わせると1.5%還元されるということになります。

また、楽天ポイントを楽天キャッシュで使うこともできるので、ポイ活で貯めた楽天ポイントを街中での買い物で使うこともでき、便利です。
シェア買いアプリ「KAUCHE」を使ってみんなでお得に
「KAUCHE(カウシェ)」は“シェア買い”専門のアプリで、シェア買いによって割引価格で買うことができる食品や日用品が出品されています。ただでさえお得な価格設定ですが、キャンペーンなどで最大95%オフになる商品が出ていることもあります。

使い方は、アプリに表示される商品の中から欲しいものを選び、友人や家族などに情報をシェアして欲しい人を募ります。時間内に購入人数が設定人数に達すると買うことができます。また、アプリ内では購入者を募る公式のグループLINEがあるので、そこで呼びかけることで知人同士でなくてもマッチングすれば購入できるのも便利なポイントです。
私は「食品がメインで、カレーや冷凍あさり」などを買うのに使うことが多いです。
また、安く購入できるシェア買い価格から、さらに8%オフ、15%オフとなるクーポンが頻繁に登場します。なかでも、ペットボトル飲料や酒など飲料は割引率が高い傾向があります。
「ドン・キホーテ」愛用者は「majica」を活用すべし
「ドン・キホーテ」で買い物をするときには公式アプリの「majica(マジカ)」を活用しています。もともとは「ドン・キホーテ」のポイントカードでしたが、スーパーの「アピタ」「ピアゴ」や「長崎屋」など、majica加盟店での買い物でもポイントを貯めることができます。
さらに、「ドン・キホーテ」各店のクーポンがつねに配信されているので、欲しい商品のクーポンが出ていればより安く買うチャンスです。食品や飲料はもちろん、コスメや家電のクーポンもあります。クーポンは店舗により異なるので、近隣などよく使う店舗を登録しておき、欲しいものがないかチェックしましょう。

また、「majica」アプリに登録した「majica donpen card(マジカ ドンペン カード)」で、国内の「ドン・キホーテ」を含むmajica加盟店でクレジット払いを選択すると200円につき3ポイント、還元率にすると1.5%のポイントをもらうことができます。
大手アプリよりもお得!予約アプリを活用して節約
予約アプリといえば「ホットペッパー」がおなじみですが、実はそれだけではないんです。お得な美容系のアプリと便利な医療系アプリを紹介します。
サロンスタッフに直接予約でお得に!
「minimo(ミニモ)」は美容室やネイルサロンの予約ができるアプリですが、「ホットペッパービューティー」や「楽天ビューティー」といった従来のサロン予約サイトとの違いは、月額の掲載手数料がサロン側にかかっていないこと。つまり、サロン側はその分施術料を安く提供してくれるのです。なので、私は大手アプリではなく、こちらを活用しています。

また、月額がかからないことで小規模のサロンや個人経営店でも掲載しやすいため、大手アプリには載っていないサロンを見つけることもできます。しかも、通常の予約でスタッフを選びたい場合は指名料が上乗せになることが多いですが、「minimo」の場合は追加指名料なしで希望スタッフに予約できます。
飲食店の順番待ちから病院の予約まで
「くら寿司」など飲食店の順番待ち受付に「EPARK(イーパーク)」を使ったことがある人もいるかもしれませんが、飲食店のほか、クリニックやリラクゼーションサロンなどの予約やレジャー施設のクーポン獲得もできます。

また、同じアカウントで登録できる「EPARKグループサイト」でも共通ポイントを貯めることができ、貯めたポイントはサロン予約等の割引に使うことができます。ちなみに、「EPARKくすりの窓口」では薬局・ドラッグストア検索のほか、携帯カメラで撮影した処方箋の写真で予約することで、希望時間に受け取りができるサービスがあり、大変便利です。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈