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65歳オバ記者が綴る「手術から4か月」 検査では異常なし、それでも気になる体調の変化

ヨガに行っても自分の思う半分も動けない

で、かかりつけ医で看てもらったら血圧は正常だし、心電図をとっても異常なし。それでやっと、「もしや、私、眠れてないんじゃ?」と思い至ったわけ。で、睡眠導入剤を飲んだら、もうてきめんよ。なんか手術前の体調に戻ってないか? で、3年ぶりに区のスポーツセンターの日曜ヨガに出かけてみたら、何ですかい? 手も足も、でくの棒で、自分の思う半分も動かないではないの。

オバ記者
体が思うように動かないことも増えた
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「3年ぶりだからなぁ。病み上がりだからなぁ。年だしなぁ」と帰り道、自分に言い聞かせたけど、翌日は昼まで泥のように眠って起きられないんだわ。

そんな時、思うわけよ。病み上がりの私は、ちょっとずつ回復しているのかしら、と。それとも良くなった風を装いながら、一度体にメスを入れた体は元にはもどらず、階段を下り続けているのか、と。

オバ記者
入院中、病室から見た景色
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こればかりは同じ手術をした人に聞いても、そもそも体質が違うんだから、どうしたら回復するのか、悪化するのかわからないんだよね。「やってみなくちゃわからない」だけではなくて、世の中には「やってみたってわからない」ことが山ほどあるのか?

失敗だらけの20代、ヤケのヤンパチでギャンブル漬けだった30代、40代に戻りたいとは思わないけれど、年をとるのもカンタンじゃないんだね。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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