【3】高知で乗りたい観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」
紹介した高知―佐川間は、JR土讃線が運行しており所要は1時間ほど。週末なら観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が、高知駅と佐川駅の先、窪川駅まで運行しています。(※運転日・ルートはホームページで確認)
各地の観光列車に乗っていますが、車内に足を踏み入れた瞬間、「すごい」と思わず声を上げたほど、驚きのあるユニークな観光列車です。
「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」は2両編成。「クロフネ」は、幕末の歴史の象徴であり、仲間達と新たな時代への「志」を語りながら大海をゆく蒸気船がデザインモチーフ。
一方「ソラフネ」は、龍馬たちが水平の向こうに夢見た新しい時代の夜明けに着想を得たといい、明るいブルーに白が基調の内装は、異次元のような不思議な空間。
列車のネーミングから、勝手に重厚なイメージを持っていたのですが、JR四国の観光列車の中でも、特にソラフネの車両は柔らかい印象で女性好みです。
食事も、高知からの下り列車では、「土佐の食材を使用した創作料理 ~皿鉢(さわち)風~」が、上り列車では「高知家満喫“土佐流のおもてなし”コース」がいただけます(いずれも要予約:5000円)。
■JR四国 観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり https://www.jr-shikoku.co.jp/yoakenomonogatari/index.html
佐川町とともに、沿線でぜひ観光したいのが、カツオの一本釣りでしられる港町「久札」。土佐久礼駅で下車したら、昭和レトロな看板など懐かしさがあふれる街を感じつつ、ぜひ活気ある久札大正町市場へ。
お土産を買ったり、おなかに余裕があれば、「かつおのタタキ」を食するのもいいですよ。新鮮な「かつおのタタキ」は絶品で、高知県内からもわざわざ足を運ぶ人が多いといいます。
■久札大正町市場 http://xn--3iqz5v2uac6ljot32netg.com/
いかがでしたか?連続テレビ小説の舞台は、放映が始まると混雑する傾向があるので、一足お先に、この春が狙い目です。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを
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