美容

春のスキンケア、手抜きしてない?注意すべき肌荒れ、シミに今すぐてきる対策

シミになりにくい肌作り

日光はシミの原因になりますが、外出しないわけにはいきません。橋本さんはシミ予防になる食材があると言います。

「簡単にシミができるメカニズムをお話しします。紫外線は肌にダメージを与えて皮膚がんの一因にもなるため、体は紫外線を受けるとそれを吸収するメラニンを生成します。メラニンは黒褐色なので、日に当たると肌が黒くなるのはこのためです。メラニンはターンオーバーによって排出されますが、生成されすぎると排出が追いつかなくなり、シミになってしまいます」

シミ対策食材は卵とレバー

皮膚がどんどん代謝されてメラニンが体外に排出されれば、シミやくすみのない皮膚をキープできます。

「シミ対策食材としておすすめなのは、卵とレバーです。皮膚や粘膜の修復を助け、肌のターンオーバーを促進して美肌に導くビタミンAが豊富だからです。レバーは鉄分の含有量も多いので、貧血予防にもなります。

美肌効果が期待できる栄養素として、ビタミンCも優秀です。ビタミンCは美肌効果があり、メラニン産生細胞そのものの増殖を抑える可能性があると言われています。ビタミンCはレモンやピーマンに豊富なのですが、水溶性ビタミンなので体内に蓄えておくことができません。日々の食事に積極的に取り入れてください。

アボカド
ビタミンA、C、Eを積極的に摂取してシミやくすみのない肌を目指す(Ph/photoAC)
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アボガドやアーモンドに含まれるビタミンEも、この春に摂取してほしい栄養素です。ビタミンEは抗酸化作用があり、紫外線などで皮膚が酸化した結果として起こるシミができにくくしてくれます」

◆教えてくれたのは:内科医 ・橋本将吉(ドクターハッシー)さん

内科医 ・橋本将吉(ドクターハッシー)さん
内科医 ・橋本将吉(ドクターハッシー)さん
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東京都出身。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「医学教育という専門領域から、日本と世界の明るい未来を創造する」という理念の元、リーフェホールディングス(旧リーフェ)を設立。医学生向けの個別指導塾『医学生道場 』(https://igakuseidojo.com/)の運営や、YouTuber『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』として健康情報の発信。2022年9月に健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』 (https://healthcare-academy.co.jp/)をリリース。2か月で300人を突破。

取材・文/小山内麗香

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