天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、4月5日、およそ4年ぶりとなるご静養のため、栃木県高根沢町の御料牧場に到着されました。天皇ご一家は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、2019年8月の那須御用邸でのご静養以来、地方でのご静養を控えられていました。今回、感染状況の落ち着きを見て、およそ4年ぶりとなるご静養に。また、御料牧場でのご静養は、2018年5月以来、5年ぶりとなります。
御料牧場は、皇室の行事に使う馬や乳牛が育てられているほか、野菜類の生産なども行われ、外交団接待の場としても使用される深い場所。食材は皇室の食事や宮中晩さん会、園遊会にも用いられています。
ご一家で馬の放牧地を散策され、報道陣からの「ご静養はいかがですか」との問いかけに対し、天皇陛下は「久しぶりに3人で御料牧場に来ることができてとてもうれしく思います」と述べられ、雅子さまは「新緑もきれいで。良い空気のなかでゆっくりさせていただくことができればと思って、とても楽しみにしております」と笑顔を見せられました。愛子さまは「何かされたいことはありますか」との質問に、「動物たちを眺めたり、野菜を収穫したり、充実した時間を過ごすことができればと思います」と話されていました。
雅子さまはペールブルーのジャケットにスカーフの洗練された春の装い
雅子さまは、爽やかなペールブルーのロングジャケットに、スカーフをサッと首に巻かれ、軽快で春らしいジャケットスタイルでした。
ボトムは黒のパンツに黒のフラットな靴で引き締められ、ペールブルーのジャケットの鮮やかさが際立っていました。バッグは以前から愛用されているもので、色はジャケットと同じペールブルーでそろえられていました。
愛子さまは白のジャケットに黒のパンツでモノトーンコーデ
愛子さまは、カットソーのような白のインナーに白のジャケットを羽織られ、ボトムは黒のパンツに黒のローファーというモノトーンコーデでした。
トップスは白でそろえられ、顔周りは明るく、パンツはスリットがはいっていて、抜け感のあるデザイン。髪の毛もくるくると巻かれていて、軽やかな雰囲気でした。
天皇陛下もジャケットスタイルでリンク
天皇陛下もネイビーのジャケットにグレーのパンツでアイテムがリンク。靴も黒でおそろいでした。インナーはチェック柄のシャツで、フォーマルウェアに比べ、リラックスムードでした。
散策の途中、天皇陛下が手で指した桜を見ようと、雅子さまが顔を寄せたところ、互いの頭がぶつかり、陛下が「ごめんなさい、ごめんなさい」と笑いながら雅子さまに声をかけられ、ご一家の笑い声が響きました。公務とは違ったリラックスムードが漂う微笑ましい場面でした。
●皇后雅子さま、春ファッションは「ピンク」「リボン」で麗らかにフェミニンさをプラス