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送られてきたメールにイラッ!どう返信するのがいい?精神科医・和田秀樹さんが教える「賢いワザ」

パソコンの前で考える人
メールや待ち合わせなど周囲の人へのイライラにはどう対応する?(Ph/photoAC)
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いつも何かとけんか腰の人や、約束には毎回遅刻してくるうえに悪びれもしない人など、イライラの種は周囲にもたくさんあるものです。周囲の人にイラッとしてしまったとき、その感情を表に出すことなく、うまく関係性を築いていくための心得を『ついイラッときても感情的に反応しない方法を一冊にまとめてみた』(アスコム)の著者で、精神科医の和田秀樹さんに教えてもらいました。

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高飛車な相手への対応を自分のプラスに

仕事でもプライベートでも、SNSやメールなど、テキストベースで連絡を取り合うことが増えた昨今、言葉に配慮がなかったり、相手の表情がわからなかったりすることで、届いた文章に嫌な気持ちになることもあります。

怒りのメールは一晩寝かす

そんなとき、感情のままにメールを返信せず、一晩置いてから返信することを和田さんはすすめています。

パソコンを作業する人
売り言葉に買い言葉にならないように冷静な行動を(Ph/photoAC)
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「相手と同じ文章の調子で反論のメールを戻したりすれば、その数倍の反撃が待っているかもしれません。こんなとき、相手の『売り言葉』を買ってはいけません。買ってしまえば、次の『売り言葉』が返ってきます」(和田さん・以下同)

翌朝、冷静になってから読み直し、大丈夫だと思ってから送信ボタンを押すのが賢いやり方なのだそうです。

反論ではなく相談を

異議や反論を唱えたいときはまずグッと我慢。一晩置いてから、冷静な頭で返信メールを確認しましょう。そして、和田さんによれば、さらに賢いやり方はここで反論しないこと。

エンターキーを押す指
翌朝冷静になってから返信するのが吉(Ph/photoAC)
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「賢いのは怒るのではなく『相談する形』を取ることです。『自分はよくわからないから、教えてほしい』と下手に出るのです」

相談されると、誰しも悪い気はしないものです。相談相手となってもらうことでうまく相手をコントロールできれば、同じようにその人の対応に困っていた人たちからもよい評判を得られ、株をあげることができるかもしれません。

「高飛車な怒りの感情には、『下手(したて)に出る』という賢い技で応じる。それが、結果的に、あなたという存在を『上手(うわて)』にしてくれるのですよ」