家事・ライフ

痩せるつもりが逆に太る原因に!誰もがやりがちな4つの「間違ったダイエット習慣」

【3】過度な有酸素運動は逆に脂肪が増えることに

過度な有酸素運動を継続的に行い、体型を維持、もしくは痩せようとしている人はカロリー消費効率が悪くなってしまっている可能性があります。その理由は、体がカロリーを消費してしまうのを防ごうとするモードに入ってしまうからです。

これにはUCP(脱共役たんぱく質)というたんぱく質が大きく関係しています。有酸素運動をやりすぎると体温を上げる役割を果たすUCPが減ってしまいます。そうすると普段の体温が低くなってしまい、何もしていないときの消費カロリーも低下してしまう傾向に。結果としてどんどん代謝が下がる体質になってしまうのです。

走っている女性
過度な有酸素運動は逆に脂肪が増えることに(Ph/イメージマート)
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有酸素運動時は、脂肪がエネルギーとして使われます。有酸素運動を過剰にやりがちな人は、その有酸素運動に備えて筋肉内に脂肪を蓄えるようになってしまいますので、たまにはゆったりと体を休ませてあげましょう。

【4】生活リズムが不規則だと時計遺伝子に影響

無理な食事や運動をしなくても、可能な限り生活リズムを日々同じサイクルにするだけでダイエットにはとても有効。したがって、朝・昼・晩の食事の時間、起床時間、就寝時間がバラバラだと脂肪燃焼率が下がってしまうということも知っておきましょう。

これは、体内にある時計遺伝子と呼ばれるものが狂ってホルモン分泌が乱れることにより、肝臓の脂肪が溜まりやすくなり、体脂肪の燃焼がうまくいかなくなってしまうから。食事時間や寝る時間がどうしてもバラバラにならざるを得ない人は、せめて安定した睡眠時間を確保することだけでも努めるようにしてみましょう。

寝ている女性
睡眠時間しっかりとることが大事(Ph/イメージマート)
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睡眠時間しっかりとれていると、寝不足によって生成される食欲増進ホルモン、グレリンというホルモンも出づらくなります。しかしながら理想的な睡眠時間は人それぞれ。自分のライフスタイルに合った充分な睡眠時間を確保するようにして、寝不足・寝過ぎといった不規則な睡眠習慣を脱して、脂肪燃焼効果を高めていきましょう。

今回ご紹介した改善方法はちょっとした意識で簡単に変えられるものばかり。ダイエットや体型維持はできるだけ無理なくそして、未来の自分にプラスになる方法を選ぶことが大切。今からできる正しいダイエットを知って、無理なく実践してくださいね。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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