ロマンティックなインナーでジャケットスタイルも軽やかに
2001年5月、ご懐妊発表後の雅子さまは、幸せいっぱいの笑顔にふさわしいロマンティックなレースのインナーにジャケットを重ねたコーディネートでした。
「白のジャケットに、白の上質なレーストップスを合わせたスタイルは、それだけで女性らしさがぐっと増します。丸みのあるジャケットの襟やレーストップスは、カチッとしたジャケットコーデのキリッと感を中和し、柔らかさを感じさせるとともに、優しい雰囲気を漂わせます。またパールイヤリングやブローチが、より気品漂う雰囲気に。
ジャケットにレーストップスを合わせるとき、デイリー仕様であれば、レースの面積を多くしすぎてしまうと悪目立ちしてしまうので、配分を少なめにするのもポイントです。袖口や襟元だけ見せたり、レーストップスに重ね着して、裾だけ見せたりなど、絶妙なさじ加減でおしゃれ度に差がつきます」
ピンクのジャケットに同じトーンのスカーフで軽やかなパンツスタイルに
2018年5月の連休に宇都宮駅経由で御料牧場へ向かわれた際は、ピンクのジャケットにお気に入りのシャネルのスカーフを合わせたパンツファッションでした。
「柔らかいピンクのジャケットに、同色が用いられているスカーフを合わせた、優しい雰囲気のパンツスタイル。柄のスカーフがアクセサリーとなり、首から掛けるラフな巻き方で、Iラインが強調されています。パンツや靴は、ダークカラーで引き締め、バッグはジャケットと同じカラーでそろえることで、大人っぽい甘辛コーディネートに。歩くと揺れる、軽やかなスカーフは、この時期涼しげな雰囲気をプラスしてくれるキーアイテムですね。
淡いカラーのジャケットは、カラージャケットの中でも取り入れやすく、アクセントにもなるのでおすすめです。ボトムをダークカラーで引き締めると、淡いカラーでも、膨張せずに、コーディネートがまとまります。カラージャケットのカラーを小物で散りばめると、全体に統一感が出ます」