自分自身のことを整理すると生き方が見えてくる
エンディングノートを早めに用意するメリットは、自分の気持ちや資産を整理することで自分自身の問題点や不安が可視化できることにもあります。それにより、どのように生きていきたいかが見えてきたり、また、忘れていた資産に気づいたりすることもあります。
エンディングノートに決まった形式はない
エンディングノートに決まった形式はないので、一般的なノートにまとめてもいいです。ただし、同時にエンディングノートには法的効力がないので、法的効力が必要なものは遺言状などを用意する必要があります。またいざというときに手にしてもらえるように、エンディングノートのありかを家族や友人など身近な人に伝えておくことも忘れないようにしましょう。
エンディングノートは節目で見直しするのが◎
まずは一度エンディングノートを書いてみて、誕生日などの節目や引っ越しのような生活が変わるタイミングなど、何かの折に見直しをして更新していくのがよいでしょう。エンディングノートを書くうえで大事なのは、そのときどきで気持ちを見つめ直すことです。何度も書き直す可能性を考えて、鉛筆やシャープペンシルで書くことをおすすめします。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈