
5月11日、4年半ぶりの開催となった春の園遊会。皇后雅子さまは涼やかなペールブルーの着物をお召しでした。そこで、雅子さまの春夏に披露された和装姿をプレイバック。着慣れていく雅子さまの佇まいにも注目です。
初めての春の園遊会は若々しい小ぶり袖でお出ましに
1994年5月、雅子さまにとっての初めての春の園遊会では、若々しく小ぶり袖をお召しに。


キャリアウーマンのスーツ姿を目にすることが多く、雅子さま自身もまだ着物に慣れていらっしゃらない佇まいが可憐で貴重なショット。ゴールドの模様がとても華やかでした。
かわいらしい花々が散りばめられた訪問着でお出迎え
1996年7月、国際青年交流会議レセプションにご出席の雅子さまは、淡青の地に溢れんばかりの花々が描かれた可憐な佇まいの着物でした。

実はこの着物と帯の組み合わせは、23年後の2019年8月、第7回アフリカ開発会議の際にもお召しになります。20年以上大切に保管されている、雅子さまのものを大切にするお心遣いに気づかされます。
ベルギー大使館へのご訪問はアイスブルーの着物でモダンな雰囲気に
1999年6月、来日中のベルギーフィリップ皇太子(当時)をベルギー大使館にお訪ねしたときには鮮やかなアイスブルーの着物が華やかでした。

蒸し暑い季節に、清涼感たっぷりのアイスブルーの着物を選ばれた雅子さま。明るく顔映えのいいカラーがモダンな雰囲気を醸し出していました。寒色のブルーに対して、コントラストのある暖色のオレンジや赤の和柄がアクセントになった着物。手にされた花束との色味のリンクも素敵でした。
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ご出産後初めての園遊会はお祝いムード満点のクリームイエロー
2002年4月、クリームイエローの品のある着物をお召しになった雅子さま。



愛子さまをご出産後、初めての園遊会ということもあり、お祝いの言葉が相次ぎました。優しく、幸福感に溢れたクリームイエローがお祝いムードを盛り上げていました。さっぱりショートヘアにも着物がお似合いで、着こなしもよりさまになっていました。
13年半ぶりの春の園遊会は春の陽気に合わせた着物でお出ましに
2017年4月、雅子さまは、13年半ぶりに出席された春の園遊会でも和装でした。



比較的はっきりとした柄の着物をお召しになることが多かった雅子さまですが、この日はこれまでと違って、淡いブルーの地に、春と秋の小花と霞が描かれた友禅の訪問着でした。春の陽気とリンクした優しい雰囲気の着物がお似合いでした。
お気に入りカラーの若草色にピンクの帯で優しく可憐な着こなしに
2019年7月、トルコのエルドアン大統領夫妻とのご会談の際も着物をお召しになった雅子さま。



若草色は雅子さまのお気に入りカラーのひとつ。淡い若草色の着物に淡いピンク色の帯を合わせられるというペールカラーの色合わせが、優しく品のある雰囲気でした。
アフリカ各国首脳らを招いたお茶会には花々が鮮やかな訪問着で
2019年8月、「第7回アフリカ開発会議」に出席したアフリカの32か国の首脳夫妻らを招いたお茶会に、着物姿で迎えられた雅子さま。



お茶会では、民族衣装での出席も多かったゲストのためか、日本らしい着物をお召しになった雅子さま。花かごに色とりどりの花々をあしらったあさぎ色の訪問着は、暑さを感じさせない涼やかな印象でした。
インドネシア大統領夫妻との初面会は清涼感のある着物でおもてなし
2022年7月27日、皇居にてインドネシアのジョコ大統領夫妻と会見された際も雅子さまは着物を選ばれていました。



天皇陛下がジョコ大統領夫妻と会うのは2015年以来で、雅子さまは初めて。雅子さまは清涼感のある着物で日本の風情を演出されていました。お見送りの際には、雅子さまが両手を合わせるインドネシアの挨拶をされるシーンもありお互いの文化をさりげなく尊重される雅子さまのお心遣いが感じられました。
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4年半ぶり開催の春の園遊会は日本の風情を感じさせるペールカラーの着物
2023年5月、雅子さまは水色の訪問着で4年半ぶりに開催された春の園遊会にご出席。




帯や小物もホワイトやベージュ、薄ピンクといったペールトーンでまとめられ、軽やかで清爽な佇まいでした。絵柄は、流水に、初夏を感じさせる花菖蒲と思われるものや菊の花が描かれ、清々しい雰囲気に。帯留や傘など淡いピンクやベージュでまとめられ、着物に描かれた草花やペールブルーにぴったりでした。
●皇后雅子さま、4年半ぶりの園遊会で魅了した涼しげなペールブルーの和装姿