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「誰ともつながらない」メリットも!早起きトレーナーがすすめる「週末朝活」の実践法 

週末の朝は「誰ともつながらない」

そうした週末朝活のポイントが、SNSやスマートフォンなどで誰ともつながらない、「ひとりの時間」を意識することだと池田さんは言います。

「誰ともつながらない」時間を意識する(Ph/photoAC)
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「いかにつながらないか」を考えるのが大事

「ひとりきりで過ごす時間に、直接人と会わなくてもSNSなどを通じて触れ合えることは素晴らしいことですが、絵文字やスタンプ、文字のコミュニケーションだけでは限界があります。

コミュニケーションの受け止め方がうまくいかず、時には誤解が生じることもあるでしょう。そんな時代だからこそ、『いかにつながるか』より、『いかにつながらないか』を考えることも大事だと思います」

朝活なら一定時間「ひとり」になれる

そこには、池田さん自身が朝活を通じて得た実感が背景にあるそうです。

「朝の時間を大事にしてよかったと思う時は、一定の時間は『ひとり』になれることです。他人を気にすることはいったん置いておき、自分のありのままの気持ちと向き合う時間を定期的にとれていることをありがたく思っています」

「いかにつながらないか」を実践できるのも週末朝活ならでは(Ph/photo AC)
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「アクティブ孤独」のすすめ

池田さんは、週末朝活を「アクティブ孤独」と表現します。どんな意味が込められているのでしょうか。

「わたしにとって、週末の朝は、ひとりで心静かに過ごす時間を持ちながら、ゆるく外とつながっている気がするからです。

朝の時間に自分自身の本当の気持ちを分析し、昼以降の人間関係に活かしていくことから、アクティブレスト(体を動かしながらの疲労回復)ならぬ『アクティブ孤独』という言葉を思いつきました」

「誰かではなく、ひとり静かに自分とつながってみる」──週末朝活には、そんな隠れたテーマがあるようです。

◆教えてくれたのは:早起きトレーナー・池田千恵さん

早起きトレーナー・株式会社朝6時代表の池田千恵さん
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株式会社朝6時代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。2009年に上梓した『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』がベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるように。プロデュースを手がける『朝活手帳』は13年連続刊行中。朝1時間の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導するほか、一人ひとりのライフスタイル・目的に応じた朝活の形を提案している。2023年4月、『週末朝活』(三笠書房)を出版。https://ikedachie.com/

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