2023年5月19日から21日まで開催されたG7広島サミット。初日に各国首脳が広島市にある平和記念公園を訪れました。各国のゲストを迎え入れた岸田文雄首相(65歳)、その妻・裕子夫人(58歳)にも注目が集まりました。そこで、G7広島サミットに参加した各国のファーストレディーと女性首相の経歴や素顔をファッションと共にご紹介します。
日本のファーストレディーはホワイトのスーツでお出迎え
G7サミットに参加した各国首脳のパートナーへの贈り物として、広島漆芸のお椀を選んだ裕子夫人。今回の夫人交流では、書道体験や舞楽の鑑賞、そして、広島のお好み焼きの焼き方を伝えるなど、日本の伝統を世界にアピールするおもてなしをしました。
初日となる5月19日、裕子さんが着ていたのはホワイトカラーのツイードのセットアップ。しっかりとした生地なので重ためな印象になりますが、くすみのないホワイトカラーが爽やかな雰囲気にしています。さらに、髪をアップにまとめて、涼しげ。パールのネックレスとイヤリングがドレッシー感をアップさせていました。
大富豪のファーストレディーは細見えのテクニックを披露
イギリスのリシ・スナク首相(43歳)の妻、アクシャタ・ムルティ夫人(43歳)は華麗な経歴の持ち主で、金融業界で働いたあと、自身のファッションブランド「アクシャタ・デザインズ」を設立しています。実は、夫人の父は「インドのビル・ゲイツ」とも呼ばれるほどの大富豪。個人の資産も巨額で、その額は5億ポンド(約858億円)と報道されていて、夫婦の総資産を合わせると約1200億円に!
ファッションデザイナーでもある、アクシャタ・ムルティ夫人のコーディネートは、ライトブラウンのテーラードジャケット、インナーはホワイトとベージュの市松模様のハイネックで「ジョゼフ」というイギリスのブランドをチョイス。下はブラウンのベルトとパリ発祥のブランド「セザンヌ」のスカートを合わせていました。
ロングジャケットは、ヒップが隠れるくらいの着丈なので、ウエストとヒップをカバーでき、ロングスカートは太もものラインをさりげなく隠しています。さらにベルトをつけることでウエストマークを作って、くびれを強調しています。全身のシルエットを美しく見せるワザが盛り込まれていました。
イタリア初の女性首相はソルベカラーのジャケットで登場
2022年の10月に女性として初めてイタリアの首相になった、ジョルジャ・メローニ首相(43歳)は、15歳の時から政治活動をスタートしています。結婚はしていませんが、事実婚のパートナーがいて、お相手は6歳年下のテレビ局に勤めるジャーナリスト。2人の間には6歳の娘がいます。
メローニ首相は、オフホワイトのパンツと10cm以上の高さがありそうなホワイトのヒールを履いていました。高いヒールは美脚効果も期待でき、魅力的な大人な女性になれるアイテムです。春らしさを感じさせる水色のソルベカラーのジャケットは、爽やかさと女性らしさをアップしていました。