健康・医療

夏は症状がつらくなる可能性も 「夏の更年期」を乗り越える方法を医師がアドバイス

家族の理解も重要

ホットフラッシュは夜間にも起きるので、夏の寝汗は暑さだけが原因ではないかもしれません。更年期の睡眠トラブル対策も、健康維持の大きなポイントです。

「生活の中で取り入れられること、改善できることをすべてしても更年期症状がつらい場合は、がまんをせずに婦人科に相談してください。ホルモン補充療法も検討してみましょう」

受診イメージ
家族に更年期の事を話すことも大切。症状がつらい時は無理せず婦人科へ(Ph/photoAC)
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更年期の症状は、どんなにつらくても外からではわかりにくいものです。「いつもイライラしている」「なまけている」と誤解されてしまうこともあるでしょう。

「更年期は不調が起こりやすいのだと身近な人、特に家族に理解してもらうことが大切です。体調が悪い時には家事を代わってもらうなど、頼れる人がいると精神的にも肉体的にも楽になります」

◆教えてくれたのは:医学博士・高尾美穂さん

医学博士・高尾美穂さん
医学博士・高尾美穂さん
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愛知県出身。イーク表参道副院長。産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者としても女性の健康を支えている。著書に『更年期に効く 美女ヂカラ』(リベラル社)、『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)など多数。https://www.mihotakao.jp/

取材・文/小山内麗香

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