観光需要が戻りホテル代も高騰していますが、女性ひとり旅ではおしゃれで快適、あるいは食にもこだわりたいもの。今回は女性ひとり旅におすすめの予算1万円で快適&おしゃれなホテルを、旅行ジャーナリストの村田和子さんにうかがいました。
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大人旅において、宿はこだわりたいもの。そこで、私が実際に泊まっておすすめの「ひとりで泊まって朝食付きで予算1万円(※)」のホテルを紹介します。今回は西日本から3軒をピックアップ。全国展開しているホテルブランドもあるので、次回のひとり旅の参考にしてくださいね。ユニークな個性あふれるホテルは、もちろんひとり旅以外でもおすすめですよ。
(※)宿泊予算は目安です。宿泊日等により上下しますのでそれぞれのホームページでご確認ください。
ローカルな魅力満載! アートを感じる「クロスライフ博多柳橋」
2022年に博多に2軒同時に開業した新しいホテルブランド「クロスライフ(CROSS Life)」。ブランドコンセプトは「自分らしくいられる お気に入りの場所」で、今回宿泊した「クロスライフ博多柳橋」は、博多織をモチーフのカーテンが客室にアクセントを添え、夜には外観を美しく彩ります。
館内に入ると、大川組子をモチーフにした天井が広がり、ロビーはギャラリーになっており福岡ゆかりの作品が出迎えます。
エレベーターホールにある階数表示は、福岡の伝統的な焼き物「小石原焼」で制作した作家もの。セキュリティの関係で公共フロアと自身の宿泊階しか見ることはかないませんが、各階ごとに異なる作家さんがこのホテルのために特別に制作されたそう。
機能的ながらセンスあふれる客室は、広さもちょうどよくひとり旅にぴったり。
朝食は「ごぼ天うどん」「明太子」など、博多の名産が並びます。朝食会場となるスペースはWiFiや電源完備でアートな空間は快適。朝食提供以外の時間は宿泊者にラウンジとして開放しているほか、宿泊者以外もカフェとして利用ができます。2階にあるので落ち着いた雰囲気はワ―ケーションにもぴったりです。
特筆すべきは、ホテルの立地。一帯は風情ある街並みの中に、隠れ家的な店が点在。ホテル横は柳橋商店街。人気の海鮮店や買い食いができるお店も多く、福岡の海の幸や農作物、お総菜などが並び、活気ある様子を見て回るだけでも楽しく元気になります。
ホテル入り口には、スタッフおすすめの近隣スポットが紹介されたおしゃれなボードもあるので、穴場を見つけにでかけてみてはいかが?
博多駅からは地下鉄もありますが、私はバスを利用しました。KITTE HAKATA付近にある、博多駅前Aバス停から路線バスが頻繁に運行しています。「柳橋」バス停を下車したら目の前がホテル。キャリーケースなど大きな荷物があってもノープロブレムです。
もうひとつの「クロスライフ博多天神」はアートワークが異なりますが、こちらもコンセプトは同じで大浴場があるのが特徴です。どちらにするかはお好みで!
■クロスライフ博多柳橋 https://crosslife-hakatayanagibashi.orixhotelsandresorts.com/
■クロスライフ博多天神 https://crosslife-hakatatenjin.orixhotelsandresorts.com/