4万人の髪の悩みに答えてきた“髪のスペシャリスト”ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロン「MINX」のトップ美容師であるヘアスタイリスト・八木花子さん。共著『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社)では、年齢による髪悩みを解決するさまざまなテクニックを紹介していますが、そんな2人に「一生使える髪の乾かし方の基本」を教えてもらいました。
髪を乾かすのを短縮するカギはタオルドライ
髪を早く乾かしたいなら、ドライヤーをかける前が重要。いちばん大事なのは、タオルドライだそうで、「タオルドライ次第で、5分くらいは時短できるはず」とアドバイスします。
「まずは、髪の根元の水分をしっかりタオルでとります。とくに、耳下の部分、えり足のあたりは根元に水分がたまっているので、しっかりタオルドライして。髪の水分をよく吸収するタオルを使うのもおすすめです」(さとゆみさん&八木さん・以下同)
洗い流さないトリートメントはどこのタイミングでつけたらいいのでしょうか。
「髪がびしょびしょのときにつけてもあまり意味がないので、しっかりタオルドライしてからつけましょう。根元から乾かすときに、頭皮をこするように乾かしていくとクセもおさまりやすく、分け目が目立ちにくくなってナチュラルにボリュームも出ます」
”一生使える髪の乾かし方の基本”「風は根元から毛先」で髪のパサつきを防ぐ
今回、“一生使える髪の乾かし方の基本”を紹介。「『風は根元から毛先』で髪のパサつきを防ぐ」と言います。
「多くの人は髪の乾かし方を間違えています。いちばん多い間違いは、ドライヤーの風を下からあててしまうこと。こうすると、髪の表面にあるウロコ状のキューティクルをめくってしまうので、髪がパサついて傷んでしまいます。いつでも、風は根元から毛先にあてて、キューティクルのウロコを整えるように乾かしましょう」
“一生使える髪の乾かし方の基本”のやり方
【1】毛先は乾燥しやすいので、最初に乾かすのは根元。まずは根元中心にドライヤーの熱をあてます。ドライヤーのノズルは外して使いましょう。
【2】中間から毛先を乾かします。内側におさめたいときは内側から指を差し入れて、外ハネにしたいときは、手首を返すように風をあてます。
【3】前髪は根元部分の地肌をこするようにして乾かします。髪が濡れている状態でこするのがコツ。前髪のクセが強い人は最初に乾かして。
【4】クセを伸ばしたいときは、指先で髪をピンと引っ張りながら根元に温風を10秒ほどあて、そのあと冷風を10秒あてるとクセが伸びます。