ドライヤーはどんなものを選べばいい?
髪を乾かす際に必要なドライヤーも種類がたくさんあり、どれを使えばいいのか悩みがち。どんなドライヤーを選べばいいのでしょうか。
「最近、ハイスペックな機能がついたドライヤーが増えていますが、必ずしも高ければ高いほどいいというわけではありません。
まず、ドライヤー選びにおいて大事なのは、軽いこと。というのも、髪を乾かすときは、ドライヤーをしっかり上に持ち上げなくてはいけないシーンが多いから。キューティクルのウロコの方向に逆らって乾かすと、バサバサになってしまので、ドライヤーの風は上から下(根元から毛先)に向かってあてます。
つまり、頭よりも高い位置に持ち上げることが多いのです。このとき、ドライヤーが重いと疲れてしまいますから、軽いものがよいというわけ」
また、「もうひとつ重要なのは、冷風に切り替えるスイッチが軽く、簡単なこと」とも。
「髪は冷ましたときに形を記憶するので、意外と冷風の出番が多い。全体を乾かしたあとに、冷風でキューティクルを引き締めると髪にツヤが出ます。
マイナスイオンのドライヤーは、空気中の水分を取り込むような仕組み。髪の量が少なくボリュームが出にくい人は、ぺたんこになってしまう可能性もあります」
◆ヘアライター&エディター・佐藤友美(さとゆみ)さん&ヘアスタイリスト・八木花子さん(MINX)
佐藤友美さん/1976年、北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。⻭切れのいい解説で、『あさイチ』(NHK)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)をはじめ、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書にベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)などがある。5月、八木花子さんとの共著『女の年齢は髪で決まる』が出版。
八木花子さん/1979年、静岡県藤枝市生まれ。ヘアサロン「MINX ginza」所属。「KAMI CHARISMA」受賞者。手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスが適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。テレビや雑誌など、メディアでも活躍中。
写真/林絋輝