狙うは雲海!早起きは必要。でもアクセスはゴンドラでOK(北海道)
夏の絶景といえば、北海道トマムの雲海。通常雲海といえば、夜明け前の暗い中、山道を鑑賞スポットまで車でアクセスが必要ですが、ここではゴンドラで簡単にアクセスできるのが魅力。前日の午後には、雲海の出現予報も発表があり、コンディションを見ながらチャレンジできます。3種類ある雲海のうち、太平洋型雲海は、雲が生きているかのような大迫力が楽しめ、絶景中の絶景。一生に一度は見たい絶景です。
山頂にはおしゃれなカフェや、絶景を楽しむために6つのユニークな展望スポットもあり、撮影スポットが満載。
晴れた日は、雲海が出なくても、山々や眼下に広がるリゾートがあり、こちらも一見の価値ありの景色です。2023年の雲海テラスの営業は10月16日まで。
8月31日までは天空の絶景を望むテラスを貸し切る「雲海テラスキャンプ」も実施。夜には満天の星、夜が明けて雲海が出現する刻一刻と変わりゆく空の様子を楽しめます。絶景をひとり占めしたいかたにおすすめです。愛犬の同伴も可能です。
■星野リゾート リゾナーレトマム 雲海テラス https://www.snowtomamu.jp/summer/unkai/
【番外編】夏の東京でも雲海が!「ホテル椿山荘東京」大迫力の「超雲海」登場
すっかり都会の風物詩となった、「ホテル椿山荘東京」の雲海。人工的な演出ですが、日本庭園の美しさ、あるいは夜と雲海のコラボはここだけ。美しく情緒があります。
そして今年は例年の2倍の噴霧量となり雲海もパワーアップ。さらに4倍の密度で大迫力の雲海「超雲海」も早朝、ならびに夜にかけて出現し、宿泊客限定で楽しめます。
庭園で雲海に包まれるのを体感型で楽しむのもよし、庭園側の客室なら、俯瞰で雲海が湧き出て一帯が真っ白になる水墨画のような景色をライブでひとり占めできます。
他にも江戸風鈴を庭園内に約300個設置する「風鈴の小路」、約40本の竹ぼんぼりと約14個の竹まりが、優しく庭園を照らす「竹あかり」も開催。いずれも9月18日まで。ゆっくり楽しめるように庭園への入場はホテル利用者のみとなっているので、宿泊、あるいは食事やお茶と一緒にどうぞ。レストランでは雲海にちなんだコース料理もあります。暑い夏、しばし涼を感じてゆったりと過ごすには最高の絶景です。
■ホテル椿山荘東京~東京雲海 https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/unkai_lightup/
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを