ポイント【4】最終手段はサプリメント
これらのことを実践した上でサプリメントの力も借りるなら、炭水化物をエネルギー化してくれるL-カルニチンがおすすめです。L-カルニチンには、炭水化物が体内でブドウ糖から脂肪酸に変わったとしても、それを中性脂肪として溜め込まずエネルギー化してくれる作用があります。
L-カルニチンはレジンとメチオニンという必須アミノ酸から作られていて、約1/4は体内で作られ、残りの3/4は食事からの摂取でまかなわれていると言われています。ですが、年齢を追うにつれ食事量が減る関係もあり、L-カルニチンの摂取量は減少する傾向に。また加齢によりL-カルニチン自体を体内で合成する力も弱ってくるので、サプリメントの摂取は有効的な手段のひとつかもしれません。
炭水化物を摂りすぎたときのアフターケア
以上のポイントを抑えても、炭水化物をたくさん食べた次の日は、体重が増えているケースも少なくないです。その理由のひとつとして、炭水化物は水分を保持しやすい性質があるので、水分を体に溜め込んでしまっていることによる体重増加の可能性が挙げられます。
ですから、炭水化物を摂りすぎた次の日は利尿作用の高いカリウムの多い食事をするよう意識することで、溜め込んでしまった水分を排出して体重を減らしやすくなります。カリウムは野菜や果物、芋類、豆類、海藻など、植物性の食材に多く含まれているので、これらを意識して摂取するようにしてくださいね。
イタリアンにパスタはダイエッターの強い味方?
例えば、ダイエッターに嫌煙されがちなイタリアンやお寿司は炭水化物が多いイメージが強いですが、実はパスタは白米より血糖値を上げづらいうえに、たんぱく質や食物繊維をそれなりに含んでいるため、意外にも低GI値な食べ物。
パスタを食べると太ってしまうというイメージがあるのは、前述したようにパスタに添えられた脂質たっぷりのおかずなどを食べすぎてしまっていることと、パスタに加え、パンなどさらに炭水化物を追加するような食べ方をしてしまうことも原因のひとつです。
お寿司の場合は、カロリーと脂質が共に少ないマグロの赤身、甘エビ、カツオなどがおすすめ。うれしいことにサーモン、カツオには、肝臓から脂肪を減らしてくれたり脂肪をエネルギーにするのを助けてくれたりするオメガ3脂肪酸が多く含まれています。ホタテにはコハク酸というアミノ酸に似た物質がたくさん含まれています。このコハク酸には、体温を上げてエネルギー消費を促す褐色脂肪組織の活性を高めてくれる働きがあります。
これらのことを知っておくだけでも、ダイエット中の会食を楽しめると思いませんか?
ダイエット中と言えど、ストイックになりすぎるのは絶対NG。炭水化物は手軽に食べやすいだけでなく、おいしいものが多いので、つい食べすぎてしまう傾向にあります。ですから、ダイエット中の人は、炭水化物の摂取量に注意しつつ、食べたいものを我慢しすぎず食事を楽しみながら、上手に体型維持に努めてくださいね。
◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。
●果物は太る?太らない?ダイエットにおすすめのフルーツは?1年で24㎏減量した専門家が解説