お金についてのさまざまな相談ができるファイナンシャルプランナー(FP)ですが、具体的にどういう相談ができるのか知らない人も多いのではないでしょうか? FPに相談できる内容やFPの選び方を節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらいました。
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“家計のお医者さん”ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は「マネードクター」や「家計のホームドクター」とも呼ばれ、家計の見直しや貯蓄プランのアドバイスをしてくれる人のことです。FPには、住宅を購入する際のローンの組み方や老後資金や教育資金の貯め方、相続をする際のポイントなど、多岐にわたるお金の相談をすることができます。
FPに相談すると安心感を得られる
FPにお金を払って相談する、というのは日本ではまだなじみが薄いですが、お金について相談することで、漠然としたお金に対する不安感を払拭することができるといったメリットがあります。また、相談したことで大きな無駄の削減につながり、支払ったコスト以上の金銭的メリットが得られることもあります。
FPにも得意不得意がある
幅広くお金の相談を受け付けているFPですが、基本的には相談ジャンルの得意不得意があります。そのため、多い人では悩みに応じて3~4人のFPに相談しているケースもあります。ただそれ以上に、FPのアドバイスを素直に聞けるかどうか、そのFPが人として信用できるかどうかといった自分との相性のほうが大切です。
お悩み別のFPの選び方
ひと口にFPと言っても、保険に強いFPや住宅購入や土地の運用など不動産周りに強いFP、相続に強いFPなどさまざまです。そのため、まずは自分がどんなお金の悩みを持っているのか、今解決したいお金の悩みは何かを特定することが重要です。
相続関連で相談したいなら税理士資格を持っているFP
相続はやり方次第で支払う税額が大きく変わりますが、定期的に制度の見直しがされており、自分に合った相続方法を選ぶのは大変です。早めに相続対策をしておきたい、と考えたときは、税理士資格を持っていたり、相続関連が得意であると打ち出していたりするFPを選んで相談するのがおすすめです。
不動産を買うなら不動産実務経験のあるFP
住宅購入を考えたり、空いている土地を活用したいなどの際は、不動産の実務経験のあるFPに相談するのがおすすめ。
不動産鑑定士や宅建士など不動産関連の資格を持ったFPも多くいますが、できれば実務経験がある方を選ぶのがいいでしょう。ローンを借りる際の具体的なアドバイスや、空き地を活用した場合、駐車場にするのかアパートを建てた場合のシミュレーションなどもしてもらえます。
ライフイベントの準備がしたいなら家計の見直しが得意なFP
教育資金や老後資金を貯めたい、といったライフイベントのための準備がしたいなら、家計の見直しが得意なFPがおすすめです。出費がかさなり多重債務になってしまったというケースでも、家計の見直しによって本人が気づいていなかった余計な出費を削ることができる場合もあります。