2024年2月16日、天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、東京・上野の東京都美術館で開かれている「第98回国風盆栽展」を観賞されました。1934年に始まった歴史ある盆栽展では、全国から集まった146点もの盆栽が展示。ご一家は盆栽を引き立てるようなシックな装いでそろえられていました。
天皇陛下は、推定樹齢400年の真柏(しんぱく)に顔を近づけ熱心に観察されました。愛子さまは担当者に「植え替えるときに枯れてしまうものはありますか」と尋ね、興味深げだったそうです。
ボウタイブラウスにパールを合わせてさりげなく華やかさを添えて
皇后雅子さまは、濃紺のパンツスーツに黒の靴とバッグを合わせたシックなコーディネートでお出ましに。インナーには、白のボウタイブラウスを合わせられ、パールのネックレスを重ね、さりげなく華やかさを添えていました。
過去にもボウタイブラウスにブルー系のセットアップを合わせられていたことがあります。2018年11月の「全国育樹祭」では襟元がスカラップカットになった長年ご愛用のロイヤルブルーのセットアップのインナーにボウタイブラウスというコーデを見せられていました。
2020年2月、「世界らん展2020」でも、白のボウタイブラウスを合わせたコーディネートでした。
愛子さまのセットアップと天皇陛下のネクタイがブルーでリンク
愛子さまは襟やカフス部分が白の生地になったブルーのセットアップをお召しに。天皇陛下は愛子さまのセットアップの色と同じネクタイをお召しになり、リンクしていました。
今回のように、出向かれた先の環境や文化、TPOに合わせてファッションにもお心配りをされるのは、雅子さまをはじめ、天皇陛下ご一家のファッションの特徴です。今回も盆栽の緑や茶色がしっかりと映えるように、シックな色のお召し物を選ばれたのでしょう。
愛子さまのブルー×白の配色コーデは若かりし雅子さまも
愛子さまがお召しのブルー×白のセットアップですが、若かりし雅子さまもよくこの配色のセットアップをお召しでした。1993年8月、栃木県宇都宮市でサッカーの試合をご観戦になった雅子さまは、襟やボタンが白の配色のブルーのセットアップをお召しになっていました。
天皇陛下は2016年2月(当時は皇太子)にも盆栽展をご鑑賞。中学時代は盆栽が趣味のひとつでもあり、そこから「じい」というあだ名がついたこともあったといいます。
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