
ダウンコートを着る人の姿も増えてきた12月。そこで、防寒対策とおしゃれを両立した皇后雅子さまの貴重なカジュアルアウターファッションをチェック。カジュアルなアウターでも上品な印象を与える着こなし術に注目です。
白のダウンコートは同トーンのファーの帽子でエレガントに
1998年2月、長野五輪で、ジャンプノーマルヒルを観戦される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。カジュアルなロングのダウンコートにファーの帽子をお召しでした。

雅子さまがお召しになったのは、オフホワイトやクリーム色ではなく真っ白のダウンコート。ボリュームのあるファーの帽子とも色みが合っていて統一感があります。インパクトのあるファーの帽子がポイントになり、カジュアルなダウンも華やかな雰囲気に。インに着た赤をのぞかせたり、パールのイヤリングを合わせるなど、カジュアル感がより軽減され、おしゃれ度の高いダウンコートスタイルになっています。
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フリースジャケットで夫婦リンクコーデ、雅子さまはスカーフで上品カジュアルに
2002年11月、東京都港区の神宮外苑にて、黄色く色付いたイチョウ並木の下を散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま、ベビーカーには当時1歳の愛子さまも。雅子さまはフリースのジャケットにスカーフをプラスするというカジュアルスタイルでした。

長め丈でビッグシルエットのフリースアウターは、シャツとスカーフをのぞかせることで、上品さを添えています。またシャツもスカーフも明るいカラーをセレクトし、若々しい印象も。カジュアルの王道であるフリースアウターも、きれいめのアイテムを合わせることで、おでかけ仕様のカジュアルスタイルになります。さらには、シャツのインにスカーフを巻くことで、風を気にすることなくいられるので、防寒対策もバッチリです。
ジップアップアウターは大判マフラーや同ボトムでスッキリとした印象に
2002年12月、ニュージーランドを訪問され、雪が積もるフィヨルドランド国立公園の山岳地帯を訪れられた天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。




白いジップアップのジャケットをお召しの雅子さま。パンツも白を合わせられたホワイトコーデに、グリーン×赤のチェックのボリュームのあるマフラーを巻かれ、フェミニンな要素をプラス。マフラーにリンクするように、ブラウンの靴でまとまり感のあるコーディネートになっています。カジュアルながら、マフラーを長めに垂らすなど、縦のラインを強調したコーディネートでスッキリとした印象です。
アクティブに過ごしたいテーマパークではカジュアルなダウンコートで
2006年3月にご家族3人で初めて東京ディズニーリゾートを訪れた貴重なショット。この日雅子さまはボリュームたっぷりのダウンジャケットをお召しでした。


丸みのあるボリューム襟や、金ボタンがあしらわれたダウンコートは、ベージュで着回しの利くデザイン。雅子さまは、コート以外をダークカラーでまとめられ、コートが際立ち、顔周りも明るい印象になっています。カジュアルな印象になりがちな、ダウンコートやタートルネックも、きれいめパンツやブーツを合わせることで、洗練された佇まいです。
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シルエットがきれいなオフホワイトのダウンコートに上品小物を合わせて
2008年1月、冬季国体開会式へのご出席などのため長野県を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまお気に入りのダウンコートをお召しに。


ステッチデザインがさり気なく、Xラインを強調するシルエットになったきれいめのダウンコート。スタンドカラーの襟元やステッチ使いでボリュームが抑えられているので、着ぶくれ感も抑えられ、着るだけで上品な雰囲気になります。また色も、オフホワイトなのでとても優しく明るい雰囲気に。ボトムやバッグ、ブーツ、手袋を同色でそろえ、きれいめアイテムを選ぶことで都会的なムードが漂います。
ほどよくカジュアルなジップ付きのニットで夫婦リンクコーデ
2009年2月、天皇陛下(当時は皇太子)の49歳誕生日に公開されたお写真では、ジップ付きのニットという夫婦リンクコーデをご披露。



雅子さまは、ジップ付きのブラウンのニットにグレーのパンツを合わせられほどよくカジュアルスタイルに。センタープレス加工がほどこされたきれいめのパンツにプレーンなブーツを合わせられ、洗練された印象にまとまっています。天皇陛下(当時は皇太子)も、グレーのジップ付きニットにやや濃い目のグレーのパンツを合わせられたワントーンコーデでリンクしていました。
シルエットがきれいなダウンコートのモノトーンコーデ
2009年12月、天皇ご一家(当時)で、こどもの国ご訪問。雅子さまは、ベージュのダウンコートにダークブラウンのパンツ、白のタートルネックというモノトーンコーデでした。



雅子さまは、白~ベージュ、ブラウン系でまとめたグラデーションコーデ。全体的に色合わせが柔らかく、優しい印象になります。ご愛用のメリハリのあるデザインのコートは、Iラインを強調するパンツを合わせることで、スタイルアップを叶えています。ウエストがシェイプされたデザインはそれだけでダウンコートにありがちな着ぶくれ感をセーブ。さらにパールアクセや小ぶりな革バッグなどを合わせることで気品をキープしたカジュアルコーデになっています。
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