猫が営むラーメン店を描くアンギャマン原作のコミック『ラーメン赤猫』がテレビアニメとなって放送スタート(毎週木曜夜11時56分~/TBS系28局全国同時放送)で、猫の店長・文蔵の声を務めるのは声優・津田健次郎。爆発的人気の彼にインタビューしました。
「人ってみんなきっとセクシーなんだと思います」
「ラーメン屋の店長をやっている猫の役、というオファーを受けたときは、なにを言っているんだろうと思いましたけど(笑い)、ほっこり心温まる作品になっているんですよ」
津田さんが声を務めるのは、猫店員たちから厚い信頼を得る、猫店長。
「ぼく自身は、腹が決まっている人って信頼できると思っています。ラーメンづくりにブレがない、猫店長の文蔵はカッコいい。ぼくもブレない腹の決まった役者でいたいです」
津田といえば、イケボと言われるセクシーな声。自身は“色気”についてこう考える。
「演じる際は、役の感情を捉えれば自然とにおい立つものが出ると思っています。そもそも人って、年代によってそれぞれの色気があると思うんです。若いギリギリな精神から出る色気、人生に疲れて悲しみを背負った大人の色気、それぞれが魅力的。だから人ってみんなきっとセクシーなんだと思います。ぼくもすでに50代。年齢を受け入れつつ、これからも挑戦を続けて、魅力的で色っぽい役者になれるよう精進します!」
津田健次郎がも~っとわかるQ&A
ラーメン遍歴を教えて!
「うまさに目覚めたのは20代後半。上京したばかりの頃は『東京の人はなんでそんなにラーメンが好きなのかな』なんて冷めた目で見ていたのですが、おいしいお店に連れて行ってもらって以来、ドハマり。しょうゆラーメンがいちばん好きです」
プライベートで町中華には行く?
「お昼を食べたらすぐに収録に戻らないといけないことが多いですから、パッと食べられておいしい町中華のラーメンは最高。下手すると毎日ラーメンになってしまうから、最近は定食にするなど、栄養バランスに気をつけるようにしています」
猫役を演じますが、実際は犬派?猫派?
「犬も好きだけど、やっぱり猫。子供の頃に飼っていたんです。歴代で何匹も飼いましたが、長毛種が多かったですね。毛が服について大変なんですけど、もうそれも愛おしい。寄ってくる子もかわいいし、呼んでもこない、プイってしている姿もかわいい!」
いまの癒しは?
「朝晩必ず入る、お風呂です。朝早く起きて湯船につかり、夜もどんなに遅くてもシャワーでは済ませない。最近は防水のスマホになってしまったのでうっかり湯船の中で仕事をしてしまうこともあるけど、ぼーっとできる唯一の時間です」
◆俳優・津田健次郎
声優・ナレーター/1971年6月11日生まれ。『呪術廻戦』『チェンソーマン』などさまざまなアニメで声優を務めるほか、ドラマ『最愛』(TBS系)、『グレイトギフト』(テレビ朝日系)など俳優としても活躍。放送中のドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に出演中。
撮影/丸山桃子 取材・文/安井桃子 スタイリスト/井田信之 ヘアメイク/浅津陽介
※女性セブン2024年7月25日号