餅のクセのない味わいはどんな食材ともマッチ。調理法で食感も変わるので、アレンジパターンは無限大です。餅の変幻自在の魅力を「お正月だけ」にしてしまうのはもったいない! 料理研究家の瀬尾幸子さんが、おかずとして食卓に彩りを添える餅レシピを教えてくれました。
「肉巻き餅」のレシピ
甘辛だれが香ばしい肉の中のから、餅がトロッと溢れる。
《作り方》(2人分)
【1】餅3個は縦4等分に切る。豚の薄切り肉12枚を1枚ずつ広げ、餅を巻く。
【2】にんにくすりおろし小さじ1/4、しょうがすりおろし小さじ1/2、りんごすりおろし・しょうゆ各大さじ1、砂糖大さじ1/2を混ぜる。
【3】フライパンを熱し、【1】を肉の巻き終わりを下にして並べ、時々転がしながら全体に焼き色をつける。
【4】ふたをして弱火にし、餅が柔らかくなるまで焼いたら、強火にして【2】を加えて絡める。
【5】器に盛り、炒りごま適量を振る。
「餅詰めピーマン焼き」のレシピ
旨みの相乗効果でへたまでおいしい。
《作り方》(2人分)
【1】ピーマン3個は縦半分に切り、へたを残して種を取る。餅1個は6等分に切る。
【2】ピーマン半分に餅1切れ、バター小さじ1を少量ずつをのせ、オーブントースター(1000W)で15分程度焼く。
【3】器に盛り、かつおぶし2g、しょうゆ適量をかける。
「餅入り長いもおじや」のレシピ
餅と長いもでとろみ倍増。体の芯から温まる。
《作り方》(2人分)
【1】長いも8cmは皮をむき、ポリ袋に入れてたたいて潰す。餅2個は半分に切る。小ねぎ1本は小口切りにする。
【2】鍋にだし汁3カップ、ご飯150g、塩小さじ1/3、しょうゆ小さじ2を入れて煮立てたら、中火で5分煮て、餅を加える。
【3】餅が柔らかくなったら、溶き卵1個分と長いもを加えて混ぜる。ひと煮して火を止める。
【4】器に盛り、小ねぎを散らす。