《超絶劣化》《ジュゴンみたい》《どんな食生活をしているのか》《歌うブタ姫》──。これらの罵詈雑言は、かつて「7オクターブの歌姫」ともてはやされたマライア・キャリー(47才)に向けられたもの。7月に米・ラスベガスで行われたコンサートで、約120kgの巨漢を揺らしながら歌って踊る姿が全世界に向けて公開されると、ネット上で大バッシングが起きたのだ。
女優やタレントの体型変化がバッシングされる昨今
批判されているのはマライアだけではない。仲間由紀恵(37才)や梅宮アンナ(45才)など、女優や女性タレントは少し太っただけで「激太り」と揶揄される。昨今、芸能人の体形変化に対するバッシングが苛烈を極めているのだ。
そういった世相の根底にあるのは、「いくつになっても女性はスリムであるべき」という信仰だ。人気ジムの『ライザップ』でウエスト15cm減の美ボディーを披露した女優の石田えり(56才)や、5か月で18kg落とした芸人、エド・はるみ(53才)は、称賛された。
W不倫が報じられた斉藤由貴(51才)も、激太りした6年前にダイエットを敢行。その際、栄養管理などを相談していたのが、不倫相手の50代医師だった。
元祖”美魔女”モデルが語る「やせているメリット」
美魔女ブームが生まれて久しいが、国民的美魔女コンテストでも、最終選考に残るのはスタイル抜群美女ばかり。
“元祖美魔女”モデルで美容家としても多数の著書があり、中国やアジアでも活躍する水谷雅子さん(48才)もその1人だ。25才の娘と23才の息子を持つ母でありながら、9号Mサイズの体形をキープしている。「自分が特別やせているという意識はない」と謙遜するも、体形を保つためのメンテナンスは欠かさない。
「ウオーキングを兼ねた犬の散歩を毎朝30分以上、それにストレッチなどを組み合わせてスタイルをキープしています。マライア・キャリーさんの映像には、びっくりしたけれど、健康ならいいんじゃないかな…と思います」
そう話しながらも、水谷さんはやせているメリットについて、こう続ける。
「今の体形だと、洋服を選ばずに何でも着ることができるし、大きいサイズを取り寄せたりしなくていいのが嬉しいです。やせすぎると、余計なしわができてしまうからこれ以上やせようとは思いませんが、現状をキープしていきたいです。時折、20代の時のジーンズをはいてみて『まだいける』って確認したりもするんです」