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《HIROさんの家族の食事会に一人で》FANTASTICS中島颯太 そた流・人たらしの秘訣は?

FANTASTICS中島颯太(撮影/佐藤航嗣(UM))
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公開中の映画『顔だけじゃ好きになりません』では、ヒロインを沼らせる“隠れイケメン”土井垣を好演したFANTASTICS中島颯太。リアルでも“天性の人たらし”といわれる彼に、愛される理由を深掘りしてみました!

人たらしエピソードを教えて!

──劇中では、学校では前髪で顔を隠して地味に過ごしつつ、オフの日は髪を上げてタトゥー見せもする土井垣のギャップがヒロインを沼らせました。中島さん自身はギャップを狙ったことはありますか?

「ぼくも、基本はそうかもしれないです(笑)。見た目で可愛らしい系で見られることが多いんですけど、だからこそ、オーディションの合宿審査のときにはガッツのあるところを見せてやろうと思っていましたし、実際にいいギャップだねって言ってもらえました」

──3月6日発売の『女性セブン』では、人懐こい性格で知られる大型犬・サモエドと共演していただきましたが、まさに“秒”で仲良くなっていたのが印象的でした。中島さんは“天性の人たらし”とも言われていますが、どうやって目の前の相手とすぐ仲良くなれちゃうんでしょうか?

「犬好きっていうのもあるかもしれないけど、あまり遠慮しすぎないことですかね。人間関係も同じで、結構ガンガン行っちゃいます!
ぼく、基本、人付き合いが好きなんですよ。共演するかたのことは事前に下調べしますし、スタッフさんでもすぐ話しかけにいきます。1回会ったスタッフさんには『お久しぶりです』から入りますし」

”犬に顔をなめられたときの表情”を再現してくれた中島(撮影/佐藤航嗣(UM))
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──なるほど! 一度話した相手を覚えているんですか?

「記憶力がいい方なので『あれからどうですか?』とか『最近なにしてました?』と聞くことが多いですね。2ラリーくらいしゃべっておくと、次会ったときの反応が違うんですよ。現場にいるカメラマンさん、メイクさん、照明のアシスタントさん…誰にでも話しかけるタイプなんですが、みんな2回目には『あ〜!』って感じで打ち解けられます(笑)」

──そんな“人たらし”力で、こんな人とも仲良くなれたというエピソードがあれば教えてください。

「(LDH JAPAN代表取締役会長兼社長の)HIROさんのご家族の食事会に一人で参加したことですかね。まだデビューして1〜2年とかの頃で、急遽その日に呼ばれて。普通に緊張しましたけど、食べながらいろいろ話させてもらって幸せでした。HIROさんからも当時『家族の食事会に呼んだのはTRIBEのなかでも初めてだ』って言われました」

──「人が好き」と思うようになったきっかけはあるんですか?

「もともと学生時代からこのグループとしかしゃべらないというタイプじゃなくて、全グループと話すタイプで。先生からも中島はあそこのグループ入ってほしいって相談される側でした(笑)。
ただ振り返ると、スイッチが入ったのは中学からかもしれないです。自分で言うのもアレですが、ぼく、小学校のとき天才でずっとテストで100点だったので中学受験したんです(笑)、なので中学はほぼ全員知らない人だったので、そこから周りにガンガン話しかけるようになりました」

──そのコミュニケーション力を真似したい人も多いと思います。警戒されずに相手の心をほぐすコツはありますか?

「どのタイミングでも挨拶はめっちゃ元気にしておく、ということですかね。一度しっかり挨拶できていたら、どうしても話せない日があっても悪い印象にはなっていないと思っていて。その次があったら自分から話しかけに行くようにしています」

──仲良くなれる勝率は?

「勝率っていうとあれですけど(笑)、ほとんどのかたとは! 比較的、人見知りを自称する人と仲良くなることが多いかもしれない。関西人なので早いツッコミをしちゃうせいでもあると思うんですけど」

○○だけじゃない! そたの愛される理由って?

サモエドのルカとにらめっこ このあとルカからよだれ攻撃も(撮影/佐藤航嗣(UM))
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──『顔だけじゃ好きになりません』では整った顔面がフューチャーされましたが、中島さん自身は、自分の体で好きなパーツはありますか?

「手ですかね。2才からピアノをやってたっていうのもありますけど、細長いのが気に入ってます」

──では、自分の体で好きな筋肉は?

「足ですね。サッカーをやっていて、右足左足どっちも得意だったので偏らずに筋肉がついているのが気に入ってます」

──自身で思う、特技は?

「特技なのかわからないですけど、最近思い始めたのは『人と話すこと』かな、と思います。
いままでは先輩方にめっちゃご飯に連れて行ってもらったりしていたんですけど、いまLDHの中でいちばん後輩とご飯行っているのはぼくっていうくらい、自分から誘っているんです。だいたいふざけることが多いけど、なかには真面目な相談もあったりして、THE JET BOY BANGERZ(桑原)巧光からは『めっちゃ悩んでいたことを颯太さんに聞いてもらって、変わりました』と報告をもらって。先輩たちがやってくれたことを、これからは自分が若い世代、ひいてはEXGP(編集部注、LDHが運営するダンススクール)に繋いでいかないといけないなと思うようになりました」

──逆に克服したいことはありますか?

「方向音痴ですね(笑)。ぼく、スマホのマップを見ても逆に進んじゃうんです。かつ、先頭行っちゃうんですよ。これはおばあちゃんからの血で、どこかわからないのに先頭歩いてここどこ?って言う(笑)。周りに助けてもらっています」

──自分の機嫌を取ることってとても大事なことだと思うんですが、中島さんはなぜいつでもそんなにご機嫌でいられるんでしょうか?

「親がすごくポジティブで気持ちの切り替えがめちゃくちゃ早かったので、ぼくも無意識にできているのかなというのがひとつ。
そしてもうひとつは、自分を漫画の主人公だと思うようにしてるから、ですかね。もしよくないことが起こっても、いまはあえてこっちの道を進むエピソードなんだと思うとネチネチしないし後悔しない。むしろ、ぼくにしかできないんでしょこれって。ってわくわくするんです」

いつもご機嫌な秘訣は「自分を漫画の主人公だと思うようにしてるから」(撮影/佐藤航嗣(UM))
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──ファンの間では「どうしたらこんな素敵な子が育つんだろう」とも言われています。中島さんの親御さんはどう教えてくれたんですか?

「母が先生をしていたので、自主的にやらせるのがうまかった気がします。勉強もしろと言われたことがないし、むしろテスト前に『ご飯行こう』って誘ってくる感じで。『明日テストよ?』と言うと『じゃあしょうがない、勉強やらせてあげるか』って。うまいでしょう(笑)。唯一、礼儀については父も母もめっちゃ厳しかったですけど」

──では最後に、FANTASTICS LIVE 2025が7月にありますが、その意気込みを教えてください。

「さいたまスーパーアリーナの3デイズは『CRAWLING BUTTERFLY』『SILENT BUTTERFLY』『RISING BUTTERFLY』と、曲も構成も演出も異なる違うライブになると思います。絶賛準備中ですが、現実的にできるのかなって正直、緊張してます。でもそれくらい気合い入っている姿を見せたいし、さらにその先へと繋げていけたらと思っています。ぜひ期待してください!」

笑顔満開な中島(撮影/佐藤航嗣(UM))
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撮影/佐藤航嗣(UM) ヘア&メイク/鈴木望恵扇(Luana) スタイリスト/津野真吾(impiger) 取材・文/辻本幸路 取材協力/anicas、シャンシャン&ルカ