「勝率っていうとあれですけど(笑)、ほとんどのかたとは! 比較的、人見知りを自称する人と仲良くなることが多いかもしれない。関西人なので早いツッコミをしちゃうせいでもあると思うんですけど」
○○だけじゃない! そたの愛される理由って?

──『顔だけじゃ好きになりません』では整った顔面がフューチャーされましたが、中島さん自身は、自分の体で好きなパーツはありますか?
「手ですかね。2才からピアノをやってたっていうのもありますけど、細長いのが気に入ってます」
──では、自分の体で好きな筋肉は?
「足ですね。サッカーをやっていて、右足左足どっちも得意だったので偏らずに筋肉がついているのが気に入ってます」
──自身で思う、特技は?
「特技なのかわからないですけど、最近思い始めたのは『人と話すこと』かな、と思います。
いままでは先輩方にめっちゃご飯に連れて行ってもらったりしていたんですけど、いまLDHの中でいちばん後輩とご飯行っているのはぼくっていうくらい、自分から誘っているんです。だいたいふざけることが多いけど、なかには真面目な相談もあったりして、THE JET BOY BANGERZ(桑原)巧光からは『めっちゃ悩んでいたことを颯太さんに聞いてもらって、変わりました』と報告をもらって。先輩たちがやってくれたことを、これからは自分が若い世代、ひいてはEXGP(編集部注、LDHが運営するダンススクール)に繋いでいかないといけないなと思うようになりました」
──逆に克服したいことはありますか?
「方向音痴ですね(笑)。ぼく、スマホのマップを見ても逆に進んじゃうんです。かつ、先頭行っちゃうんですよ。これはおばあちゃんからの血で、どこかわからないのに先頭歩いてここどこ?って言う(笑)。周りに助けてもらっています」
──自分の機嫌を取ることってとても大事なことだと思うんですが、中島さんはなぜいつでもそんなにご機嫌でいられるんでしょうか?
「親がすごくポジティブで気持ちの切り替えがめちゃくちゃ早かったので、ぼくも無意識にできているのかなというのがひとつ。
そしてもうひとつは、自分を漫画の主人公だと思うようにしてるから、ですかね。もしよくないことが起こっても、いまはあえてこっちの道を進むエピソードなんだと思うとネチネチしないし後悔しない。むしろ、ぼくにしかできないんでしょこれって。ってわくわくするんです」

──ファンの間では「どうしたらこんな素敵な子が育つんだろう」とも言われています。中島さんの親御さんはどう教えてくれたんですか?
「母が先生をしていたので、自主的にやらせるのがうまかった気がします。勉強もしろと言われたことがないし、むしろテスト前に『ご飯行こう』って誘ってくる感じで。『明日テストよ?』と言うと『じゃあしょうがない、勉強やらせてあげるか』って。うまいでしょう(笑)。唯一、礼儀については父も母もめっちゃ厳しかったですけど」
──では最後に、FANTASTICS LIVE 2025が7月にありますが、その意気込みを教えてください。
「さいたまスーパーアリーナの3デイズは『CRAWLING BUTTERFLY』『SILENT BUTTERFLY』『RISING BUTTERFLY』と、曲も構成も演出も異なる違うライブになると思います。絶賛準備中ですが、現実的にできるのかなって正直、緊張してます。でもそれくらい気合い入っている姿を見せたいし、さらにその先へと繋げていけたらと思っています。ぜひ期待してください!」

撮影/佐藤航嗣(UM) ヘア&メイク/鈴木望恵扇(Luana) スタイリスト/津野真吾(impiger) 取材・文/辻本幸路 取材協力/anicas、シャンシャン&ルカ