2005年に11.5分だった1日の平均湯船入浴時間は、今や9.7分に(花王調べ)。短い時間で効率よく美と健康を手に入れるために──お風呂の常識を更新すべし。
体を温める美や健康法を提唱するイシハラクリニック副院長・石原新菜さんが実践しているのは、41℃のお風呂に3分×3セット浸かる入浴術。毎日続けることで汗をかきやすい体質になり、美肌やダイエットに◎!
ちょい熱めの風呂に3分×3セット
「私はせっかちなので、長くお風呂に浸かっていられなくて(笑い)」
イシハラクリニック副院長・石原新菜さん流の「3・3・3入浴」は、41~42℃のお湯に肩まで浸かって3分を3セット繰り返すことで代謝を高め、ダイエット効果も期待できる。
「肩まで浸かることで、体重の約10倍の水圧がかかり、胸郭や肺が圧迫されて心臓に戻る血流が増え、全身の巡りがよくなります」
この入浴法は、ウォーキング1時間、ランニング30分の消費カロリー約300kcalに相当するという。
「さらに、最後の3分で肌の保湿ケアすることで、入浴後の肌の水分量が増え、乾燥も防げます」。
また、更年期のほてりやのぼせが気になる人は、「3・3・3入浴」の途中で足を動かして。
「バスタブ内で足のマッサージや、足の指を開いたり閉じたりして動かして下半身に血液を巡らせることで、上半身に血が上る更年期特有の“昇症”が緩和されます」
3・3・3入浴には、こんなメリットが。
・短時間で温まる
・汗をかきやすくなる
・基礎代謝が上がる
・太りにくい体質に
・更年期のほてり対策に
・+保湿ケアで美肌に
3・3・3入浴のやり方
【3分】41~42℃のお湯に肩まで3分浸かる
汗をかきにくい人は、入浴前に紅茶やウーロン茶、ルイボスティーなど発酵したお茶を飲んで体を温めておく。血流がよくなり、老廃物も流れてむくみも解消。
バスタブからいったん出て体を洗う。熱いお湯に長く浸かると、のぼせたり息苦しくなって体に負担がかかるので、3分体を休ませる。その間に体などを洗う。
【3分】再びバスタブに肩まで入って3分浸かる
再び肩までお湯に浸かって代謝を促す。浴槽内で手足を動かすと消費カロリーUP!
「粗塩をひと握り入れると、入浴後のポカポカやお肌のしっとり感が持続しますよ」
もう一度バスタブから出て、髪を洗うなどして3分休む。トリートメントを塗って、次の3分でじっくり浸透させる手も。
【3分】仕上げ3分のインバス保湿でモチモチの肌に
最後にもう一度バスタブに肩まで入って3分。このとき洗い流すタイプのパックなどで浸かりながら保湿すると、お風呂上がりの肌に大きな差が出る。
撮影/楠聖子
※女性セブン2017年11月16日号
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