
「公演が始まる直前、車いすでアリーナに入ってきたのですが、かなり腰が曲がり、客席に座るときも足元がおぼつかない様子でした。ただ、その姿を見たファンが『おかあさーん!』と叫ぶと、客席のあちこちから『おかあさん』コールが飛び交っていました」(居合わせた観客)
2月22日、韓国・仁川インスパイア・アリーナで松田聖子(63才)が初の韓国公演を開催した。オープニングの『青い珊瑚礁』に観客が総立ちになるなか、静かにステージを見つめていたのが聖子の母・一子さんだ。現在93才になる一子さんは“元祖ステージママ”として長年、聖子のそばに寄り添ってきた。
「1980年に聖子さんがデビューした際、猛反対の父親を粘り強く説得したのが一子さん。デビュー4年目には、聖子さんの身の回りの世話をするために故郷の福岡から上京し、同居生活をしながら愛娘の活躍を見守り続けました。かつては母娘一緒にテレビに出演することもあり、ファンの間ではよく知られた存在です」(芸能関係者)
波瀾万丈の私生活を送る娘を支え続けた一子さん。2012年に聖子が現在の夫と電撃再々婚した際は“一卵性母子”といわれた関係に亀裂が生じたが、その後、絆は完全に修復したようだ。
「数年前、聖子さんは年老いた母のために約100坪の土地にバリアフリーの豪邸を建て、同じ敷地内で生活を共にしています。一子さんが90才を超えてからも一緒に外食するなど仲睦まじい姿が目撃されています」(前出・芸能関係者)
そんな一子さんが心を痛めたのが、2021年12月、孫娘である神田沙也加さん(享年35)の急死だった。
「聖子さんと神田正輝さんが離婚したのは沙也加さんが10才の頃。その後、忙しい聖子さんに代わり、一子さんが厳しくも愛情を持って沙也加さんを育てた時期がありました。聖子さんと沙也加さんの間に距離が生じた際は、聖子さんの意向を受けた一子さんが孫娘を訪ねて、仲を取り持とうとしたこともあったとか」(前出・芸能関係者)

2011年、2014年に実現した『NHK紅白歌合戦』での沙也加さんと聖子の共演を誰より喜んだのも一子さんだったという。
「沙也加さんが亡くなってから、紅白とは距離を置いていた聖子さんですが、デビュー45周年のメモリアルイヤーだった昨年は、沙也加さんの死後初めて紅白に出場しました」(前出・芸能関係者)
そして迎えた初の韓国公演も力を入れた企画だった。
「2024年、K-POPの人気グループ『NewJeans』のハニさんがコンサートで『青い珊瑚礁』を歌って注目されたので、会場には若いファンの姿が目立ちました。もちろん日本から駆けつけたファンも多かったようです」(音楽関係者)
予想を上回る熱狂に一子さんも感極まったという。
「卒寿を超えた一子さんにとって海を渡るのは簡単ではありませんでした。それでも韓国での聖子さんの晴れ姿をその目に焼き付けたいという一心だったそうです。長い道を一緒に歩んできた娘が異国で歓迎される姿に、母としてさぞかし感無量だったでしょう」(別の芸能関係者)
デビュー46年目も、母娘の二人三脚の歩みは続く。
※女性セブン2026年3月19日号