
さっぱりと食べられる “酢のおかず”は、気温が上がるこれからの季節にぴったりの作りおき。酢の主成分である酢酸による静菌作用で長持ちするのもうれしい。今回は、料理研究家の角田真秀さんが鶏肉または牛肉を使った「酢くりおき」レシピを伝授。肉のたんぱく質+酢のパワーで、疲労回復や食欲増進も。暑い季節をおいしく、元気に乗りきって!
※材料はすべて作りやすい分量(約2人×2日分)。保存期間はいずれも冷蔵で2〜3日です。
※保存容器は、ステンレスを避け、耐酸性のあるガラスやホーロー等を使用してください。
マリネや煮込みなど、酢と相性のいい鶏肉。「身がしっとりやわらかに仕上がります。味にメリハリが効くので、減塩にも」(角田さん)。
アドボ風鶏の手羽元と卵の酢煮
酢と黒酢、7:3の合わせ酢でコク深さがよりアップ!

作り方
【1】鶏の手羽元6本は骨に沿って包丁で切り込みを入れる。
【2】鍋ににんにくの薄切り1片分、ローリエ1~2枚、縦半分に切って種を取った赤唐辛子1本分、酢1/2カップ(酢70ml・黒酢30ml)、水1/2カップ、しょうゆ大さじ4、砂糖大さじ3、酒大さじ2、黒こしょう(ホール)5粒を入れて強火で煮る。煮立ってきたら中火にして【1】を入れ、10分ほど煮る。
【3】ゆでたまご3個を加えて2分ほど煮る。
レモンチキン
さっぱりかつ濃厚!冷めてもおいしくお弁当おかずにも◎

作り方
【1】鶏もも肉250gは余分な脂や筋を取って3cm四方に切り、塩小さじ1/2を振ってもみ込む。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、【1】の皮目を下にして並べ入れ、薄切りにしたにんにく1/2片分は上にのせる。
【3】強めの中火で【2】を4分焼き、皮に焼き色が付いたら上下を返し、中火にして3分ほど焼く。酒大さじ1を加え、よく洗っていちょう切りにしたレモン1/2個分をのせ、酢大さじ1を回しかけてふたをし、1分ほど蒸し焼きにする。
鶏こま肉ときのこのゆずこしょうマリネ
ゆでて和えるだけ! 鶏こまときのこのピリッと爽やかマリネ

作り方
【1】しめじ・えのきたけ各50gはそれぞれ石づきを落とし、えのきたけは長さを2等分に、しめじはほぐす。鍋にたっぷりの湯を沸かしてさっとゆで、具だけざるに上げて水気を切る。
【2】【1】の残った湯で、鶏こま切れ肉(もも・胸など)200gをゆでる。
【3】ボウルにオリーブオイル大さじ4、酢大さじ2、赤唐辛子の輪切り1本分、塩ふたつまみ、ゆずこしょう少量を混ぜ合わせ、【1】と【2】を加えて和える。
重く感じがちな牛肉の脂。「酢を使えばコクはそのままに、あと味はさっぱり。ご飯がすすむおかずになりますよ」(角田さん)。

牛こま切れ肉とこんにゃくのピリ辛煮
こんにゃくまでしっかり味染み。あと引くピリ辛おかず

作り方
【1】鍋にサラダ油適量を中火で熱し、手でちぎったこんにゃく200g、輪切りにした赤唐辛子1本分を炒める。油がなじんだらしょうゆ大さじ2を加えて炒める。
【2】【1】に牛こま肉200g、水1と1/2カップ、酢・砂糖大さじ各3、酒大さじ2を加えて煮詰める。盛り付け時に小口切りにした万能ねぎ適量を散らす。
牛肉のしぐれ煮
牛肉の旨みはそのまま、酢で引き締めるしぐれ煮

作り方
【1】ごぼう2/3本は厚めのささがきにして水にさらし、水気を切る。
【2】鍋に水1/2カップ、酢・しょうゆ各大さじ2、砂糖・みりん・酒各大さじ1を入れて強火にかけ、煮立ったら弱めの中火にする。
【3】【2】に牛切り落とし肉200g、【1】、皮をむいて薄切りにしたしょうが1片分を加え、7〜8分煮詰める。
牛肉のガパオ風
ご飯のお供にさっぱりエスニックそぼろ

作り方
【1】合いびき肉200gに、小麦粉小さじ2を混ぜておく。
【2】鍋に水1/2カップ、酢・オイスターソース・ナンプラー各大さじ1、砂糖小さじ2を入れて中火にかけ、煮立ったら1cmの角切りにした玉ねぎ1/2個分を入れ、透き通るまで煮る。
【3】【2】に【1】、1cmの角切りにしたピーマン1個分を加え5分ほど煮詰める。
◆教えてくれたのは:料理研究家 角田真秀さん

暮らしになじむ家庭料理や、素材をいかしたレシピが人気。著書に『基本調味料でつくる おいしい常備菜』(マイナビ出版)など。
撮影/寺澤太郎 取材・文/近藤鈴佳
※女性セブン2026年6月11日号