当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?
今回、平昌五輪でやる気に火がついたオバ記者が始めたことについて。
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モーグル、ジャンプ、大回転、フィギュアスケート…。平昌五輪をテレビで見るたび、口をついて出てくるのは、「頑張れ~」より、「うわ~あ、寒そう」。極寒の中で競技をしている選手たちのご苦労を思うと、私も(できる範囲で)頑張らなくちゃと、小さな闘志を燃やすわけよ。
とはいえ、寒い中、いきなり大汗をかくエクササイズなんかしたら、必ず、絶対に翌々日に風邪をひく。若い頃は無茶をすると翌日に“結果”が出たんだけど、50代になったら、疲れも筋肉痛も風邪も、一日体の中で熟成させてから出るの。
それでも、人間って不思議ね。大寒を過ぎ、2月4日の立春がきて、虫が這い出してくる啓蟄(3月6日)が目の前に迫ってくると、還暦の私も体がむずむず。体を動かしたくなるんだから。
そのやる気を加速させるのが私の場合、トマト。ネットで調べたら、トマトの中のリコピンは抗酸化力が強くて、活性酸素を取り除いてくれる、とあるけれど、私は食べたその日に元気になる。トマト以上にパワーアップする食べ物といったら、焼肉屋さんで食べるにんにくをゴマ油の中で揚げたものくらい。これは最強だけど、なにせにおいが強烈だから、めったなことでは食べられないよ。