健康・医療

太極拳で痩せる体に!代謝を上げる「サーキュラータイチ」

低強度の運動で糖と脂肪を効率よく消費できる「太極拳」は、運動不足の人のダイエットにぴったり。

そこで、そんな太極拳を日本の医師がアレンジした「メディカルタイチ」のインストラクター、YOKOさんに美痩せに役立つエクササイズを教えてもらった。

太極拳がダイエットに効果的な理由は?

「独特の歩き方で左右運動を行う太極拳には、体の歪みを調整する作用も。呼吸法とリンパの流れを意識した動きで、新陳代謝を促す効果も期待できます」(YOKOさん。以下、「」同)

ちなみに太極拳は、鼻から息を吸うときにお腹を凹ませ、鼻から息を吐くときにお腹を膨らませる「逆腹式呼吸」。この呼吸法をしながら運動をすると、血行を促進し、心を落ち着かせる効果を得ることができるのだとか。おへそから指4本分下にある”丹田(たんでん)”を意識するのがポイント。

基礎動作の組み合わせで、全身のリンパ節を刺激!

意識をフォーカスする「抱球」はエクササイズの中で何度も登場する
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今回教えてもらった「サーキュラータイチ」は、太極拳の「基本抱球站椿」と「弓歩定式下勢」という基礎動作を組み合わせたもの。

「抱球(バオチュウ)」は体の正面でボールを抱えるような姿勢で、両掌に意識を集中させる。”立つ杭”を意味する「站椿(タントウ)」は、”立禅”とも呼ばれ、丹田を意識した逆複式呼吸を行う。これにより、内臓を刺激しつつ、吐く息でデトックスすることができるのだそう。

股関節からしっかりと脚を開く「弓歩」
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「弓歩(ゴンブー)」は立ち方の基本形のひとつ。脚を前後に開き、後ろ足のつま先を斜め45度に向けた状態から、前足のひざを曲げていく。エクササイズの後半では、「弓歩」で立ち止まった状態(定式)から、股関節を大きく開いて、腰を落とした状態(下勢)に移る。

これらの動作を合わせて行うと、鼠径部や脇の下などにあるリンパ節をしっかりと刺激するので、リンパ液や血液の全身循環を促すことができるとのこと。痩せ体質を目指したい人は、ぜひ日課にして。

【続いて、エクササイズのコツは紹介!】