ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は年齢が出やすい「目元のケア」についてお教えします。記事一覧はこちら。
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最近、スマートフォンのCMで、桐谷美玲ちゃんとの“美脚対決”が話題になっている田中美奈子さん。80年代の懐かしさ満載のCMの通り、バブル期に一世を風靡したよね。
久々の登場ですが、30年経ってもボディコンを着られるナイスバディーといい、すっきりクリアな目ヂカラといい、いい意味で変わらない魅力に驚きました!
目ヂカラといえば、50才を過ぎてから、つくづく目のうるおいが減ったと感じるんですよね。でも涙はちゃんと出てるんです。だって目尻のメイクは涙で流れて崩れるんですもん。つまりは、油分がないんです。
目は水分でうるおうと思っている人が多いと思いますが、実は肌と同様油分も大切。「マイボーム腺」という、まつげの生え際の内側にある小さな穴から油分が出ているのですが、加齢などによって穴がつまり、油が出にくくなるのです。そうするとまばたきがスムーズにできないなど、ドライアイの症状が出ます。
蒸しタオル&アイクリームで目元にうるおいをプラス
ケア方法としては、詰まった穴を開けるために、温めて油を溶かしてあげます。目元用の温めグッズや蒸しタオルで温めると目がラクになるのは血行がよくなるのはもちろん、マイボーム腺からの油分が出やすくなるからなんですよ。
もちろん、スキンケアも大事です。アイクリームを使っているかたも多いと思いますが、ただ塗るだけじゃだめですよ。アイケアものは使い方を意識すると効果が格段に上がります。目元はツボがたくさんあるしデリケートな部分なので、ちょっと指を当てたり刺激したりするだけで、成果が出やすいんです。
だからでしょうか、このところのアイクリームやアイケアの新商品には、マッサージなどつけ方の“お作法”が紹介されています。ちょっとした動きを足すだけで、効果がアップするから納得ですよね。
前述のCMでは、最後に田中さんがボディコン姿の桐谷さんに「ナウい!」と言って、ウインク(笑い)。私たちもあのパワーと目ヂカラを思い出して、アイケアしましょうね!
アイクリームの効果がアップする塗り方“お作法”
【1】アイクリームを指に取り、下まぶたの目尻から目頭、上まぶたへと円を描くように塗っていく。そのままこめかみに向かって流し、軽くプッシュ。
【2】「目の周りの骨の部分に沿って、指で軽く押していく。この付近にはツボがたくさんあるので、刺激を与えることで目元がスッキリする。
【3】眉毛を指で挟むように上に持ち上げる。指の力で目を見開くイメージで。目がパッチリ、開けやすくなる。
イラスト/楽谷玲子
山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。
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