ウエスト周りにぜい肉がつき始めると、楽々ゴムスカートや伸び伸びストレッチパンツが手放せない。そうやって甘やかしているうちに、ウエストサイズは右肩上がりのお手上げ状態に。
そんなだらしないウエストとはもうおさらば! 骨盤ネジ締めボディメイクインストラクターのYUKAさんに、美しいくびれの作り方を教わった。
くびれを作るポイントは腹斜筋
57歳にしてウエスト58cmといううらやましいボディを持つYUKAさんだが、20代の頃は85cmもあったとか。どうやってぜい肉を削ったのだろう?
「くびれを作るためにはお腹にある腹斜筋がポイント。私はここを鍛えてくびれを作りました。お腹全体を大きな対角線を描くイメージで動かせば、腹斜筋がダイレクトに鍛えられるので、ウエストラインが引き締まりくびれが現れます。また、お腹周りの筋肉を、上下、左右に引っ張り合うことで、あらゆる筋肉が刺激され、大小多くの筋肉がバランスよく使われるようになります。すると、代謝も上がるので、脂肪が燃えやすく太りにくい体へと変化します。
さらに、膣を締めて引き上げ、緩めるイメージで行う『骨盤ネジ締め』により、下腹ポッコリも解消されて美しいウエストラインがよみがえります」(YUKAさん・以下同)
YUKAさんが紹介するくびれエクササイズは、「くびれブランコ」と「上体つなひき」の2つ。いずれも、お腹周りの筋肉を効果的に鍛えるエクササイズだ。
「くびれブランコ」のやり方
【1】両手を後頭部に置き、骨盤ネジ締めのグッドポジションをとる。
【2】息を吐きながら、膣を締めて引き上げるのをイメージしながら、骨盤をゆっくり左にスライドする。
【3】膣の収縮がピークまで達したら、自然な呼吸で、膣を緩める。膣を元の位置まで下ろすイメージで。
【4】息を吐きながら、膣を締めて引き上げるのをイメージしながら、骨盤をゆっくり右にスライドする。
【5】膣の収縮がピークまで達したら、自然な呼吸で、膣を緩める。膣を元の位置まで下ろすイメージで。【2】~【5】を8回繰り返す。1日3セット。
膣を締めながら息をしっかり吐き切るペースで、ゆっくり行えば効果大。
「左右に骨盤を動かすときは、骨盤から動かすのではなく”みぞおちが起点″と意識してみぞおちを左右に動かすイメージでやってみましょう」
つまり、みぞおちを起点にお腹以下の下半身が一体化したを振り子ととらえて、ひとまとまりで左右に動かすイメージだ。そうすることで、お腹全体が引き合うので、より腹斜筋が鍛えられるという。
「注意点としては左右に動かすとき、お尻を振ったり両脚で踏ん張ったりしないこと。お尻を振ってもお腹の筋肉は使われません。チェックポイントは肛門の位置。肛門が真下に向いていれば、骨盤が正しい位置にセットされて腹部が動きます。
また、脚に力がはいると、骨盤がロックされてしまい、お腹の筋肉がスムーズに動かなくなってしまいます。骨盤を滑らかに動かせるように脚の力を抜きましょう」