美容

40代以上のメイクのやり方|チーク、アイカラーの選び方や眉毛の描き方テクなどをレッスン!

年齢を重ねると、シミやくすみなどの“アラ”を隠すためにファンデーションやお粉を重ねてしまいがち。でも実は逆で、塗りすぎず、ポイントを押さえれば美肌に見える!? 40代からのメイクの悩みを解決するコツを解説します!

40代からはファンデーションもパウダーもやめてブラウンで彫りを作ろう(写真/アフロ)
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ぺったりファンデーション、白塗りお粉をやめる!

「ファンデーションとお粉で顔を“壁”にするから、かえってアラが目立つし、『無理しちゃって』になる。アラフォー以降は隠しちゃダメ。隠そうとすればするほど、どんどん壁が厚くなっていきますから。思い切ってファンデーションをやめ、白いお粉をやめ、ブラウンを基調にしたアイメイクにポイントを絞ってみてください。女っぷりが断然上がりますよ」

そうアドバイスするのは、ヘア&メイクアップアーティストで、主宰するメイクレッスンが40代以上の女性に大好評の吉橋由佳さん。

隠すつもりの厚塗りファンデーションがしわにめり込み、ほうれい線を浮き立たせ、ヨレてお直し不可能にもなる。

「しわやシミを完璧に隠すなんて無理ですし、そんな必要はないと思うんです。それよりも、チークやハイライト、アイシャドーで顔に彫りを作って目くらまし(笑い)。ほら、彫りの深い外国人は、ちょっとアイメイクをするだけで映えるでしょう? アラフォー以上が目指すべきはそこです!!」(吉橋さん・以下同)

■ズボラ美容 6つの掟

色はいらない! ブラウンで彫りを作るのがポイント。用意するものは、ブラウンを基調とした手持ちのメイク道具やプチプラでOK。アイライナーとマスカラはブラックが無難。

【1】白すぎないBBクリーム

BBクリームのイラスト
自然な肌色のものを。UV下地でもOK
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「自然、あるいは健康的な肌色系がベスト。もともと肌の色が濃い人は、同色系のものを。地肌より白いものを選ばないことが基本です」

【2】ピンクじゃないチークパウダー

チークコンパクトのイラスト
ピーチカラーがおすすめ。チークブラシも用意
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「ピンクや明るいオレンジは20代まで。私のイチオシは、M・A・Cの『ミネラライズ ブラッシュ』シリーズの“ウォーム ソウル”。品のあるピーチカラーで、軽いつけ心地が◎」

【3】Black上等! アイライナーとコーム型のマスカラ

マスカラとペンシルライナーのイラスト
アイライナー初心者はペンシルタイプが無難
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「アイライナーは『キャンドウ』の400円ペンシル、マスカラは、短いまつげもしっかり持ち上げられるコーム型がおすすめです。まつげが短い人は、まつげエクステの検討を」

【4】アイブロウはブラウンのみ!

アイブロウマスカラとアイブロウペンシルのイラスト
眉用マスカラもあるとさらにベター
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「眉毛はアイメイクの肝。使いやすいペンシルタイプでブラウンを用意。眉用マスカラがあると、地毛をしっかり引き出せて自然な印象に。プロに眉カットをしてもらうとさらにラク」

【5】アイカラーはブラウン&ゴールドのグラデーションで

アイカラーパレットのイラスト
オトナのキラキラ感は上品なゴールドで作る
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「順番につけていくタイプのパレット型を用意。ブラウンのグラデーションでゴールドの入っているものがおすすめ。ピーチ系も悪くはないんですが、まぶたがぽってり重くなるかも」

【6】赤くていいのは唇だけ

口紅と唇のイラスト
唇は思い切って艶やかな赤をON
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「顔全体を落ち着いたブラウン系でまとめると、赤い唇がすごくおしゃれに映えます。マット系で唇の輪郭よりオーバーめに塗るのがポイント。シャイニー系で唇中央だけ艶を出すと極上!」

メイクできない歴54年のズボラ記者がやってみた!

メイク前の記者の写真
Before
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これまで、必要に迫られたときは“なんちゃってメイク”でごまかしてきた本誌J記者だが、最近は「疲れてます」を書き殴ったような己の顔を見るのがツラかった。

メイク後の記者の写真
After 完成!
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「この後、取材先で『えっ!? 40才くらいだと思った』と本気でびっくりされました(嬉)」あら簡単、たった3分で“疲れ顔”とさようなら! その技を早速ご紹介。

【1】米粒大BBクリームを伸ばす

頬にBBクリームを伸ばす画像
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指の腹で、目の下から頰骨にかけて、ごく少量のBBクリームを伸ばす。その上からブラシで軽くパウダーをのせてもOK。

BBクリームを少量のせた小指の画像
BBクリームの分量はこのくらい
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【2】チークはナイキ風!

チークブラシを頬骨の下から上にはらう画像
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チークブラシを頬骨の下に当てた画像
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頰骨に沿って下から上に、ブラシでチークを“ナイキ”マークを描くように一気にON。何度も広範囲につけないこと。

【3】眉山を決める

小鼻と黒目のラインにペンシルを当てた画像
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鏡を正面から見る。その状態のまま、アイブロウペンシルで小鼻と黒目の終わりをつないだ延長線上が眉山の位置。

【4】眉マスカラがあるとなおよし!

眉マスカラを塗る画像
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アイブロウペンシルで、眉山までは軽く描き、眉山から下は濃いめに描く。眉マスカラで眉毛を引き出して上げると顔が締まる。

【5】涙袋にハイライト

涙袋にハイライトを入れる画像
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アイシャドーパレットに入っているハイライトを、眉尻の下と涙袋にブラシで軽くのせる。

【6】アイカラーは上から順に指でON

まぶたにブラウンのアイカラーを塗る画像
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アイホールにグラデーションを順に中指か人差し指でのせていく。いちばん濃い色は最後にまつげとのキワにON。

【7】アイライナーは「挟んでグリグリ」で“キワ”に入れる

目尻を片手で引っ張りながらもう方方の手でアイライナーを引く画像
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ペンシルをやや長めに繰り出し、目尻に直角に差し込む。まぶたでキュッと挟むようにして、そのまま横にグリグリ動かすとまつげの内側にまっすぐにラインが入る。

ペンシルでアイライナーを入れる際のやり方イラスト
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【8】マスカラはブラシよりコーム!

まぶたを上に引き上げながら、目は下を見てコームでマスカラをつける画像
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まぶたを上に引き上げながら、目は下を見てコームでまつげを上にとかすようにつける。

教えてくれたのはこの人

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ヘア&メイクアップアーティスト・吉橋由佳さん/この道20年、“大人”のグラマラスなヘア&メイクのスペシャリスト。最近ではアイメイクがラク&楽しくなるまつげエクステも手がける。2女児の母。

【GO TODAY SHAiRE SALON横浜店】
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-1-2犬山ビルヂング7階

吉橋さんのメイクレッスンは1回5000円。その人に合ったコスメタイプやカラー、メイク法をアドバイスしてくれる。ヘアスタイリングはもちろん、超重曹スパトリートメント、まつエクもおすすめ。

撮影/小松士郎 イラスト/オカダナオコ

※女性セブン2020年3月19日号

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