新型コロナウイルスの影響で、マスク着用が当たり前になっている昨今、どうせ顔が見えないんだからメイクをさぼっちゃおう、なんて思っていませんか? はい! サボっていいんです。眉さえ描いておけば、あとはノーメイクでも美人に見える方法を紹介します。
美眉は描くための3つのポイント
「鼻・唇・歯(並び)・エラは、骨格にかかわる部分なので、メイクをしてもキレイに見せるには限度があります。しかし、マスクをしていればこれらの部分は隠れます。一方で、マスクから出ている目と眉は、メイクで形を変えられる部分。特に、表情が出る“眉”さえ、きちんと描けば、そのほかの部分がノーメイクでもキレイに見えます」
とは、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんだ。
百聞は一見にしかず。上の3枚の写真を見てほしい。実際玉村さんに、「眉なし」「美眉」「ボサ眉」の3種の眉を描いてもらった。そのほかの部分はノーメイクだ。
美眉を描くポイントは、
【1】眉尻を細めに描く
【2】眉下ラインをはっきりと描く
【3】眉色を薄く描きすぎない
以上の3点だという。
「美眉」と「ボサ眉」を比べるとわかるように、眉尻が細いと清潔感が出る。しかし太いと、手入れをしていないようなだらしなさが際立つ。また、眉下ラインをはっきりと描くと、目と眉の間が狭まり、目の印象がはっきりする。これは「美眉」と「眉なし」を比べるとわかる。
「ナチュラルメイクの流行で、眉を薄く描く人が多いのですが、そうすると顔の印象がぼんやりし、不健康に見えます」(玉村さん・以下同)
さらに、黒目の真上にあたる眉部分(眉の中央部)のみ重ね塗りすると、黒目が大きく見え、目が生き生きとして見えるという。
「時間がないときは、黒目の上の眉部分にパウダーをのせるだけでも、きちんとメイクした印象を与えられます」
長引きそうなマスク生活。眉を整えてキレイな自分を手に入れれば、気分が上がって免疫力も上がるかも?
5ステップで覚える美眉の正しい描き方
【STEP1】眉尻を細く仕上げる!
眉のいちばん高い部分である眉山から眉尻にかけて、ペンシルで細く描く。眉尻は、口角と目尻を結んだ延長線上で止める。
【STEP2】眉の土台となる下のラインを描く
眉の下のラインは、パウダーを使い、ブラシでしっかり描くと、目が大きく見える。毛と毛の間はパウダーで埋めるように色をのせる。
【STEP3】眉頭の角度を決め斜めに筆をおく
小鼻のへこんだ部分の真上が眉頭の位置の目安。鼻筋につながるような角度で、斜めに筆をおいて色をのせると鼻筋が通って見える。
【STEP4】眉頭をスクリューブラシでぼかす
眉頭をしっかり描くと、きっちりとはじまっているように見えて不自然なので、スクリューブラシでぼかす。
【STEP5】黒目の上にパウダーちょい足し
黒目の上だけパウダーを重ねづけすると、立体感が出て目が大きく見える。眉の色は薄すぎず、髪の色よりやや明るい色に仕上げる。
教えてくれたのは:玉村麻衣子さん
眉の技術者資格Browtistを持つ。筋肉や骨格をもとに、似合う眉の提案や施術を行う。著書に『目元で、美人の9割が決まる』(KADOKAWA)。
撮影/楠聖子
※女性セブン2020年4月30日号
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