おうち時間が増えて、使うことが増えた洗面台。手洗いやうがいを念入りにすればするほど、気づかないうちに汚れが溜まっているかもしれません。
新津春子さんは、「世界一清潔な空港」に何度も選ばれている羽田空港の実技指導者で、最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位を獲得した経験もあり、ハウスクリーニング技能士の国家資格も取得した掃除のプロ。そんな新津さんが、洗面台の正しい掃除の仕方を教えてくれました。
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洗面台を清潔に保つための掃除的テクニック
顔の皮脂汚れが飛んだり、石鹸かすが残っていたりと、洗面台は日々少しずつ汚れが蓄積されています。清潔に過ごすためにも、汚れやすく湿気も多い洗面台は念入りに掃除しましょう!
日々の洗面台の掃除の仕方
まず、洗面ボウルはなるべく毎日スポンジで洗うようにしてください。どんなにズボラなかたでも、せめて2~3日に一度は洗うようにしないと、汚れが溜まってしまいます。
それと、洗面ボウルを洗うときには、排水口も歯ブラシでゴシゴシと掃除してくださいね。ここを1か月以上放置していると、細かい汚れや髪の毛などがどんどん溜まっていって、つまりの原因にもなります。気づいたときにこまめに洗うようにしてくださいね。
このときに使う洗剤は、中性のものであればお風呂用でも食器用でもなんでもOKです。たいていの家は洗面所と風呂が隣接しているので、お風呂用を使うと合理的だと思います。ハンドソープでもいいですよ。
洗面台を久々にするときはどうする?
忙しくてなかなか洗面所の掃除ができず、久々に着手する…という人は、雑菌が増えているので、必ず手袋をはめてから取り掛かりましょう。
カビとカビ以外の汚れを2段階で落とす
カビを見つけた場合は、カビ用洗剤をかけてから、少しの時間放置しましょう。汚れが浮かび上がったのを確認したら、歯ブラシを使って、水を流しながらこすって、カビ汚れをすべて落としきります。
カビ以外皮脂や化粧品などの油汚れは、中性洗剤で作った泡を洗面ボウルに満遍なく広げ、パックのようにしてから、スポンジで磨いて流せばきれいになります。
カビと、それ以外の汚れを2段階で落としきれば、溜まった汚れは一通りきれいにできます。一度掃除したらそのあとは、汚れがたまらないようにマメに洗面台を掃除するようにしましょう。
排水口の栓がちゃんと閉まらず、水が漏れてしまうときの対策
排水口の栓を洗うときはゴムを外してスキマまできれいにしていただきたいのですが、戻したときにゴムが緩くなってしまっていたら、氷水に2~3時間浸けてみましょう。ゴムが縮んで、元通り使えるようになります。
洗面台に水が貯められない原因はゴムの劣化
また、洗面台に水を貯めようとしても、漏れてしまうことはありませんか? その場合も、ゴムが緩んでいることが原因です。同様に、氷水に2~3時間浸けることでまた使えるようになることがありますが、戻らない場合は経年劣化が進んでいるので新品に交換しましょう。
洗面台の掃除に用意するものまとめ
基本の掃除道具:スポンジ、歯ブラシ、中性洗剤
久々の掃除の場合:上記に加えて、カビ取り洗剤
ゴムの経年劣化の場合:氷水
教えてくれたのは:新津春子さん
にいつ・はるこ。1995年、日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。1997年に(当時)最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位に輝く。以降、指導者としても活躍し、同社ただ1人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献し、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)で5回にわたって取り上げられた。著書に『子どもと一緒に身につける!ラクして時短の「そうじワザ」76』(小学館)など計12冊+DVD1部。http://www.jatec.co.jp/house-cleaning/
構成/イワイユウ