10月にはいり、すっかり秋モードになったこの頃。秋のファッションを楽しむべく、皇后雅子さまが披露されたオータムファッションを振り返ると、秋色のオレンジファッションをよくお召しになっていました。今回は、雅子さまの秋のオレンジファッションに注目しました。
秋冬のオレンジは大人女性を輝かせてくれるカラー
鮮やかで目を引くオレンジ色の洋服ですが、オレンジ色というと派手なイメージもありますよね。なかなか大人女性には挑戦しづらい色という印象もあるかもしれませんが、実は暖色系の色なので、寒くなる秋冬のコーディネートと相性抜群の色なんです。
オフホワイトをプラスすることで暖かく明るい雰囲気に
2019年11月、伊勢神宮の参拝を終えられた雅子さま。天皇陛下とともに駅前に集まった多くの人に手を振られる雅子さまのスーツは明るいオレンジ色。同じオレンジの大きなリボンが目を引く帽子も素敵です。パールアクセをはじめ、バッグや靴もホワイトを合わせることで暖かい雰囲気が伝わってきます。
秋冬のオレンジ色の服に黒や茶と同じくらい合う万能色が白。白というと、涼しげなイメージが強いですが、雅子さまのように、真っ白ではなく、温かみのあるオフホワイトを選ぶと、オレンジと相性抜群。暖色であるオレンジと組み合わせることで暖かみがプラスされて秋冬の空気感にもすんなりマッチします。
青みがかった真っ白は夏っぽいイメージ。秋はクリームがかったオフホワイトを選ぶことで、ビビッドなオレンジも肌なじみよく取り入れやすくなります。
暖色のブラウンを合わせれば秋真っ盛りの大人色スタイルに
2019年10月に東京で行われた「海外日系人大会」に出席された際にお召しになったのは、明るいオレンジ色のセットアップ。ジャケットの襟、切り替え袖のカフスの縁取りに飾りテープがあしらわれていて、立体感のあるスーツでした。
雅子さまのように、秋冬に人気が高まる濃いブラウンとオレンジの組み合わせは、ブラウンが木の幹を、オレンジが紅葉を連想させ、「ほっこり×ほっこり」の配色になり、季節感たっぷり。鮮度抜群な着こなしが楽しめます。
カジュアルな印象のオレンジは、落ち着いたブラウンと合わせると大人っぽく仕上がるので大人女性にとっておすすめの配色。コーデがのっぺりしないように、雅子さまのように茶色のレザー小物など、素材に変化をつけると着こなしにグッと深みが出ます。