洗面所は家によって作りが違いますが、充分な広さがなく使い勝手が悪いと感じているのなら、収納を見直すことで今より便利になるかもしれません。元ズボラ主婦の整理収納アドバイザー・kayokoさんが著書『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)で教えている洗面所収納のコツとは?
洗面所を広く使うためのポイント
収納が少ないことが自宅の洗面所のデメリットだと感じているという、kayokoさんが実践している収納術は誰でも応用できるテクニックです。
ストックはラベルをつけたボックスに保存
洗剤類やシャンプーなど洗面所に置いておきたいストックは、整理用のボックスに仕分けして入れ、あまり使わない上方の棚に収納しましょう。
「何を入れてあるか見えないので、ボックスに内容を書いたラベルを貼っています。これだけでもだいぶ便利に感じます」(kayokoさん・以下同)
取っ手付きのボックスを利用するとさらに使いやすくなります。手の届きにくい高さの棚を活用するコツとして覚えておくとよさそうです
洗濯用洗剤は1種類に厳選
普段着用やおしゃれ着用、気分によって柔軟剤を使い分けているという人もいるかもしれません。
kayokoさんは洗濯洗剤を1種類に絞ることで、省スペースを実現しています。柔軟剤も使っていないそうですが、衣類の手入れは充分できるそうです。
掃除しやすい洗面台の環境づくり
髪が落ちたり、ほこりが溜まったり、汚れやすい洗面台。一方で、モノをたくさん置いていると掃除をするのも億劫になりますよね。
洗面所でまず見直すべきは自分の化粧品
kayokoさんは洗面台周りを見直して、まっさきに自分の化粧品を減らしたそうです。
「開封したけれどもしばらく使っていない化粧品、機能が重なっているヘアケア用品、そもそも洗面台に置いておく必要のないモノ…そんな目で見直すと、結構、処分できるモノが出てきます。それがなくなるだけでも、かなり使いやすくなりますよ」
モノを吊るして掃除を気軽に
洗面台とモノの設置面を減らすことで、気になった汚れやゴミもすぐ掃除することができます。さらに、水アカが発生する原因となる水滴も、すぐ拭き取ることができて便利です。
例えば、歯ブラシと歯磨き粉のチューブをスタンドに立てて、洗面台の周りに置いていませんか? スタンド自体に水アカが発生したり、スタンドの下も汚れやすかったり、掃除の手間がかかってします。
「私は水気がしっかり切れるよう、吊るせるホルダーを使っています。しかも、ホルダーは鏡裏収納の扉の裏に付けているので、表からは見えません」
さらにkayokoさんは、口をゆすぐコップもフックで吊るしています。そうすることで、乾燥しやすくなるので、水アカやぬめりが防げます。