未婚率の増加などを受けて、じわじわと増えているという単独世帯(一人暮らし)率。同じように増えているのが、猫の飼育頭数だそうです。SNSなどを見ていても猫との“ふたり暮らし”を楽しんでいる人は多いですよね。とくに近年は家で過ごす時間が長くなり、猫と暮らしやすくなったのかもしれません。モデルやヘアメイクアーティスト、DJなど、幅広く活躍しているクリエイター・太田晴也さんも、愛猫「ちくわ」とのふたり暮らしを楽しんでいる一人。2022年末には、『和室暮らしのちくわ』(KADOKAWA)を発売しました。
洗練された和室空間で暮らす「ちくわ」
太田さんがちくわと出会ったのは、2020年10月のこと。文字通り一目惚れをして、自宅に迎え入れました。郊外にある築25年のアパートで、和室が大部分を占める広めの部屋。ここで太田さんは、ちくわとの思い出をたっぷりと収めていきます。
2021年4月には、ちくわ専用のSNSアカウント(ツイッター、インスタグラムなど)も開設。ベッドの上でゴロゴロする姿や、台風の日に興奮する姿、奇跡的に捉えられた初くしゃみなど、何気ないけれどかけがえのない日常が記録されています。太田さんも虜にした美しいビジュアルと、和室の洗練された室内空間により、どの写真(動画)もアーティスティック。次々に見たくなる魅力があります。その証拠に、太田さん個人のアカウントも含めたSNS総フォロワー数は16.5万を超えています。
約2年間のちくわと飼い主を収めた1冊
『和室暮らしのちくわ』には、SNS未公開の写真も多数掲載されています。写真はもちろん、レイアウトや添えられた言葉も凝っていて、見応え十分です。
一輪挿しの前で撮影された写真は、太田家にやって来た当初と、大きくなってからのちくわが見開きで掲載されています。横に飾ってあるのが同じ一輪挿しとは思えないほど、立派に成長したちくわ。顔つきもどこか精悍です。
猫じゃらしで遊んでいる様子を収めた写真は、4コマ漫画のように複数枚に分けて。夢中で遊ぶちくわの躍動感が伝わってきます。
そんな“動”の写真もあれば、“静”の写真も。布団から出ようか悩んでいる太田さんの横で、ごろんと寝転びジッと見つめるちくわ。澄んだ瞳と整った顔を至近距離で収めたベストショットです。
また、太田さんとちくわがそれぞれ同じ鏡に映る写真には、「だんだん飼い主に似てきた気がする」との一文が添えられています。ふたりのニコイチ具合がよくわかるページです。
太田さんと同じように、和室暮らしを満喫するちくわ。見たら、愛猫との1日がますます楽しくなるかも。