健康・医療

【自律神経の名医が考案】朝に1本以上、1日に2本以上バナナを食べる「モーニングバナナダイエット」の効果とやり方とは?

モーニングバナナダイエットを助けるクラッシュバナナ

モーニングバナナダイエットで最初に紹介したやり方は、朝に2本のバナナを食べること。しかし、朝に2本のバナナを食べるとなると、少し量が多いと感じる人もいると思います。そんな方のために小林さんがすすめるのが「クラッシュバナナ」です。

「バナナはつぶしてまとめてみると、握りこぶし大ぐらいの量になります。そこに、白みそとレモン汁を加えたものが『クラッシュバナナ』です。白みそにはヨーグルトと同じくらいの乳酸菌が含まれているため、腸内環境を整える効果がありますし、ストレスを軽減してくれるGABAも豊富なので自律神経を整える効果も期待できます。レモン汁にも、代謝アップが期待できるクエン酸が入っており、『クラッシュバナナ』にすることで、より高い腸活ダイエット効果が期待できます」

バナナとレモン
代謝アップが期待できるレモンをバナナにプラス(Ph/photoAC)
写真8枚

クラッシュバナナのダイエット効果の期待値は1年間で約10kg

朝ごはんの摂取カロリーは成人でおおよそ、500~600kcalだといわれています。一方、クラッシュバナナのカロリーは約220kcalであり、アレンジレシピを試すにしても、平均で300~400kcal程度に抑えられると考えられるため、1日に約200kcal減らすことができる計算です。これを1年に換算すると200kcal×365日で7万3000kcalになります。

「1kgを消費するのに約7200kcal必要なので、1年間で約10kg、半年で5kgのダイエットが期待できるということになります。さらに自律神経と腸内環境が整って、『勝手にやせる体』になることを考えると、リバウンドのしにくい、理想的なダイエットになるといえるでしょう」

クラッシュバナナのレシピ

クラッシュバナナは、冷凍庫に入れて保存できるよう、保存袋に入れてつぶします。冷凍すれば、バナナが熟しにくくなったり、黒く変色しにくくなったりするため、1週間は保存が可能。週末などに1週間分作り置きするのもおすすめです。

フリーザーバッグに入れたバナナを潰している
バナナ+白みそ+レモン汁で作る「クラッシュバナナ」(Ph/『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット』(アスコム)より)
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「冷凍した『クラッシュバナナ』は、朝、電子レンジ(600W)で1分解凍すれば食べられます。前の晩に冷蔵庫に移して解凍すると、黒く変色しやすいのでご注意を」

《材料》(1食分)
バナナ…2本 白みそ…大さじ1 レモン汁…大さじ1

《作り方》
【1】バナナ2本の皮をむき、冷凍保存可能な保存袋に入れる。あとで冷凍保存しておくと毎日の手間が省けるので、冷凍できる袋を選ぶ。

【2】袋の口を閉じ、手近なビンなど硬いもので、袋の上からバナナをつぶす。バナナは柔らかいので、身近にあるもので簡単にクラッシュ可能。

【3】粗い状態までつぶせばOK。バナナの形が少し残っているくらいのほうが、食べるときも食感が残り楽しい。

【4】分量の白みそとレモン汁を加え、袋の口を閉じ、袋の上から手でもむなどして混ぜる。食べ慣れてきたら、好みでレモン汁を増やしてもOK。

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