健康・医療

麻酔科医が指摘する血流を整える入浴法「肩までしっかり浸かる」は間違いだった!?

お風呂で「足先クイクイ体操」をして血流アップ

富永さんが考案した5つの「1分間血流アップ体操」のうち、お風呂の中でやるのにおすすめだという「足先クイクイ体操」について教えてもらいました。

「足先クイクイ体操」のやり方

ここではいすに座って行う場合のやり方を紹介しますが、お風呂の中では【3】と【4】のつま先を伸ばすところまでを10回繰り返しましょう。

「足先クイクイ体操」のやり方1
「足先クイクイ体操」のやり方1(Ph/『血流がすべて 血流コントロールの名医が教える わずか1分でできる「すごい血流改善法」』(アスコム)より)
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【1】いすに深く座り、背もたれに背骨をつけて体重をかける。鼻からゆっくり息を吸う。

 

「足先クイクイ体操」のやり方2
「足先クイクイ体操」のやり方2(Ph/『血流がすべて 血流コントロールの名医が教える わずか1分でできる「すごい血流改善法」』(アスコム)より)
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【2】口から細く長く息を吐きながら、両足を持ち上げ、腰からまっすぐに。力まず、ピーンと伸ばした状態をキープ。

「足先クイクイ体操」のやり方3
「足先クイクイ体操」のやり方3(Ph/『血流がすべて 血流コントロールの名医が教える わずか1分でできる「すごい血流改善法」』(アスコム)より)
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【3】一度、鼻から息を吸って、口から吐きながら、つま先をピンと立てる。このとき、ふくらはぎとアキレス腱がグッと伸びていることを意識して。

 

「足先クイクイ体操」のやり方4
「足先クイクイ体操」のやり方4(Ph/『血流がすべて 血流コントロールの名医が教える わずか1分でできる「すごい血流改善法」』(アスコム)より)
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【4】息を口から吐きながら、つま先を前方に伸ばす。小さく息を吸い、吐きながら足の裏をストンと地面に下ろす。これを3回くり返す。

「すぐに“第二の心臓”と言われるふくらはぎの筋肉がググッと動いているのを感じるはず。温まり、血流のアップしている体に対して、さらなる刺激を加え、すっきりと疲労物質を洗い流す効果が期待できます」

湯船で「1分間血流アップ体操」を行うときの注意点

湯船で「1分間血流アップ体操」を行うときは、心臓への負担が大きくならないように、湯量はみぞおちあたりまで、ぬるめの38℃のお湯で行いましょう。また、気分が悪くなった場合はすぐ中止してください。

◆教えてくれた人:医師・富永喜代さん

白衣を着た女性
医師の富永喜代さん
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とみなが・きよ。富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会認定麻酔科指導医。呼吸と循環、血液コントロールのスペシャリストとして、全身の病気と血流について豊富な知識を有する。聖隷浜松病院などで麻酔科医としてのキャリアを積み上げ、臨床麻酔実績は2万人超。2008年に愛媛県松山市で開業。YouTubeチャンネルは登録者数25万、オンラインサロンは会員数1万5000人を超え、SNS総フォロワー数は39万人。NHK『おはよう日本』、TBS『中居正広の金曜日のスマたちへ』などメディア出演も多数。著書に『血流がすべて 血流コントロールの名医が教える わずか1分でできる「すごい血流改善法」』(アスコム)など、著書累計95万部のベストセラー作家である。

「1分間血流アップ体操」考案者で、『血流がすべて』(アスコム)の書影

「1分間血流アップ体操」考案者で、『血流がすべて』(アスコム)

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