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「雑談コンプレックス」は今や国民病?苦手を克服するためにコンビニやスーパーでできるとってもシンプルな方法

雑談が苦手な人におすすめのテクニック

あいさつをしたり、感謝の気持ちを持って話をしたりすることで雑談への苦手意識を薄めていくことができますが、すぐに意識を切り替えるのは難しいですよね。そこで、雑談が苦手な人におすすめの雑談テクニックも教えてもらいました。

雑談テクニック【1】聞き手、観覧者となる

雑談というと「相手と話をすること」と考えがちですが、「話す人」がいれば、それを受け止める「聞く人」も必要です。さらに、「話す人」と「聞く人」に加えて、話を聞いてリアクションを取る「観覧者」という役割もあります。雑談が苦手な人にひきたさんがおすすめするのは、積極的に聞く人になったり、観覧者となったりすることです。

「話すことがしんどい人は、『聞く役割』『観覧者として楽しむ役割』になればいいのです。しゃべらなくてもいい。うなずいたり、笑ったり、みんなの会話を一緒になって楽しんでいる。そんな聞き手や観覧者がいることで、気持ちよく話せる人がいる。これも、雑談には必要な、立派な役割です」

3人の女性
会話は聞き手、観覧者でもいい(Ph/photoAC)
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雑談テクニック【2】名前を呼ぶ

はじめて会った人に、自分が相手に興味を持っていることを伝えるコツは「相手の『名前』を呼ぶこと」。名前は、その人が最もよく聞く親しみ深い言葉のひとつであり、相手の名前を呼んで好印象を与えることができれば、その後の会話もしやすくなります。

「初対面のとき、ビジネスシーンであれば名刺交換をします。まず、名刺をもらったら、とにかく相手の名前を声に出すこと。これを心がけてください。『すてきなお名前ですね』『俳優さんみたいですね』『はじめて見ました』など感想や自分の気持ちをつけ加えるといいですね」

雑談テクニック【3】感じたことだけ話す

相手との関係性を構築していくのに必要なのは口数ではなく、きちんと自分の気持ちを伝えること。自分の気持ちを心の内に留めておくのではなく、意識して声に出すことが大切です。

話をする女性
雑談は感じたことだけ話せばいい(Ph/photoAC)
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最初は恥ずかしい気持ちがあるかもしれませんが、ひとり言っぽくてもいいので、くり返すことで「感じたことを話す」ことが体に染みついていくのだそうです。言い出しづらいときは、「個人的な感想ですが」という言葉を付けて話し始めるのもよいのだとか。

「当然ですが、気持ちや感想には正解がありません。雑談なら、あなたが感じたことを素直に口にすればいい。そのひと言をきっかけに、周りの人も自分の感想を言い出して、雑談が広がっていくこともあります。自分の感じたことを言葉にする習慣をつけましょう」

◆教えてくれたのは:コミュニケーションコンサルタント・ひきたよしあきさん

ひきたよしあきさん
コミュニケーションコンサルタント・ひきたよしあきさん
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大阪芸術大学芸術学部放送学科客員教授。早稲田大学法学部卒業。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動し、幅広い業種、世代の価値観、世代間のギャップ、言葉遣いの違いなどを分析、コミュニケーション能力が高まる方法を伝授。著書に『雑談が上手い人が話す前にやっていること』(アスコム)、『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)など。https://smilehikita.com/

雑談が上手い人が話す前にやっていること

『雑談が上手い人が話す前にやっていること』(アスコム)

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